幸せの花束

公開日：2016年06月18日カテゴリー：心のお話

　皆さん　こんばんは！　不妊相談ひとすじ２０年　宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー　薬剤師の金丸です。

　「たくさんの苦しみ悲しみ知った人がたくさん幸せをしることができるような気がする」という、詩人のかとうみちこさんの詩をご紹介しましょう。

「あこがれ」

親のしあわせ、いっしょう懸命考えるのが子の、しあわせ。

子のしあわせ、いっしょう懸命考えるのが親の、しあわせ。

夫のしあわせ、いっしょう懸命考えるのが妻の、しあわせ。

友のしあわせ、いっしょう懸命考えるのがわたしのしあわせ。

そんなわたしに、なりたいな。

（「れいろう」モラロジー研究所）昭和６２年３月号）

「自分のことのみを考え、自分の利益だけを求めるものは、幸福でありえない。自らのために生きんと欲するなら、他人のために生きよ」という言葉を、古代ローマの哲学者セネガは残しています。

美しいメルヘン「銀河鉄道の夜」の著者、宮沢賢治の書いた童話には、自分自身を燃やして空の星になったさそりのように、‟人のために自分を燃やし尽くす”主人公が多いのですが、賢治自身も、羅須地人協会をつくり、不作に苦しむ農民の農業指導に情熱を傾けるなど、人の幸せのために生き抜いた人です。そして、作物を心配して雨の中を歩きまわり、病に倒れた賢治の詩が有名な「雨ニモマケズ」です。

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