ある『ひな祭り』の思い出
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、3月3日の桃の節句『ひな祭り』ですね。
今年は、縁があっていろいろな所でひな人形に出会います。
一昨日泊まった高千穂のお宿では、ロビーにひな人形が飾ってあり、廊下にはひな飾りがたくさん吊るされていました。
【高千穂の宿に飾ってあったひな人形】
【廊下に飾ってあるひな飾り】
【宮崎空港では、綾町のひな山が飾ってありました!】
さて今日は、私が“ひな祭り”という言葉を聞くと、いつも思い出すとても素敵なお話をご紹介したいと思います。
『私は4人姉妹の長女として育ちました。小学校3年の時に友達が、「ウチは大きなお雛様を買ったよ」と教室で自慢しました。そしてその友達が「あなたの家は女の子が4人もいるから、さぞかし立派なお雛様が家にはあるでしょうね。」って私に聞いてきました。私の家は貧しくて、人形を買うようなお金がなかったので、その時の答えに詰まってしまい、“ない”という答えが素直に言えないまま、情けない思いをしながら家に帰りました。そして、その事をお母さんに正直に話しました。そしたらお母さんは「うちの家には可愛いお雛様が4人もいるから、母さんは人形なんか無くてもいいんだよ。」と言ってくれました。その一言がとっても嬉しくて、涙がポロポロと溢れ出ました。
そしてお風呂から上がったらビックリしました。居間の一軒幅の出窓の所に、お母さんが風呂敷を敷いて雛壇に見立てて、お風呂上りの湯気の立つ4人の娘を一人ずつ並べて座らせました。お母さんは離れて眺めたり、近くに寄って髪の形や寝巻きを整えてくれました。「どの子が一番可愛いかな?」ってお母さんが言うので、私達はみな精一杯のすまし顔でお母さんを見つめました。お母さんは腕組みをして唸っていましたが、「みな可愛い。うちのお雛様はどこの家の人形よりも一番可愛い。」と言ってくれました。その言葉に自分達はみな満足しました。
そして折り紙で着物を作り、顔を描いてくっ付けて、大きなダンボール箱に段々に貼り付けました。これが我が家の雛人形となって、何年もの間、桃の節句を祝ってくれました。高価な雛人形よりも、不揃いなこのお雛様の方が私達姉妹にとって丁度良かった…お母さんは私達にお金で買えない物をふんだんに与えてくれました。子供たちの心をいつも明るく受けとめてくれました。今、感謝の思いを込めて書きます。』(朝日新聞より)
このお話を見るたびに、愛情はお金やモノで与えるものではなくて、どれだけ相手の心に思いを寄せられるかだな~と思います。
ついつい、お金やモノを与えるだけで、大事なことを済ませそうになる時もありますが、いやいやこれではいけない!と思い直し、まごころと手間を掛けるよう心がけています。
3月に入りましたが、まだまだ寒いですので、風邪などひかれませぬよう、お体には充分ご自愛くださいませ。
このブログをご覧頂いて皆様のもとに、大きな大きな喜びとたくさんの幸せが訪れますように…
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