外国人が見た「明治の日本」
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、毎月の道徳勉強会『ひまわり会』を行いました。
朝夕は、だいぶ寒くなりましたが、10時からの朝の部は、冷房をつけたいくらい暖かくなりました。
【今月のテキストはニューモラル第554号 テーマは、世界に贈る日本の心】
今日は、その中の「外国人が見た明治の日本」について、ご紹介させていただきます。
歴史をさかのぼると、現代のように海外の文化が急激に押しよせてきた時代は、いくつも見受けられます。
その一つが明治時代です。およそ260年続いた江戸時代は、外国との交流を制限する鎖国政策が取られました。外国船に対して各地の港が開かれたのは、幕末のことです。
そして明治時代を迎えると、西洋の文化を積極的に吸収する方針が取られ、同時に多くの外国人が日本を訪れるようになりました。
彼らの目に当時の日本はどう映ったのでしょうか。イギリスの詩人エドウィン・アーノルド(1832~1904)は、町を行き交う人々の姿について次のように記していいます。
「これ以上幸せそうな人びとはどこを探しても見つからない。喋り笑いながら彼らは行く。(中略)
遠くでも近くでも、『おはよう』『おはようございます』とか、『さよなら、さよなら』というきれいな挨拶が空気をみたす。夜なら『おやすみなさい』という挨拶が。この小さい人びとが街頭でおたがいに交わす深いお辞儀は、優雅さと明白な善意を示していて魅力的だ」
(渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社)
これが田舎町でも変わらないことを実感した彼は「よき立ち振舞いを愛するものにとって、この〝日出る国”ほど、やすらぎに満ち、命をよみがえらせてくれ、古風な優雅があふれ、和やかで美しい礼儀が守られている国は、どこにもほかにありはしない」(前掲書)と述べています。
彼が出会った明治の日本人は、はるばる外国からやってきた客人に対する「おもてなし」を意識して、そのように振る舞ったのでしょうか。おそらくそうではないでしょう。彼が目にしたのは、日本人にとっては当たり前の暮らしの中のひとコマでした。その何げない習慣の中に、彼は日本の魅力を見いだしたのです。
また、アメリカの動物学者エドワード・S・モース(1838~1925)は、自室に鍵をかけなくても、机の上に置いた小銭がなくなる心配はなく、買い物に行った先でも、無人の店から品物を持ち逃げする客がいないという事実を書き留めています(前掲書)。外国人である彼にとって、驚くべき光景だったのでしょう。
私も、この文章を読んで、「おはようございます」や、「さようなら」や、「おやすみなさい」と言うことは当たり前のことで、何も特別な事とは思いませんでしたが、これは、日本文化の中で先人から伝えられ続けた素晴らしい伝統なんだと改めて感じました。
ひと昔前は、田舎はどこも鍵をかけずに畑や田んぼに行っていたことを考えると、少しずつ日本も変わってきたように思いますが、古き良き習慣や環境はこれからも日本の善き文化として残していきたいと思います。
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