大切な人はいつも身近にいる ④

公開日：2019年12月26日カテゴリー：ブログ, 素晴らしいお話

　皆さん　こんばんは！　不妊相談ひとすじ２５年　宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー　薬剤師の金丸です。

　今年も、残すところあと５日となりました。

年内にやらなくてはいけないことを書き出したら、まだ１０個以上もあって慌てています。

　しかし、一つ一つ終わらせていくしかありません。

時間を大切に頑張りたいと思います。

　さて、今日は清水健さんご夫婦のお話の最終回です。

読むごとに、本当に素敵なご夫婦だなぁと感じます。どうぞ、最後までお読みくださいね。

清水健さん　フリーアナウンサー　一般社団法人清水健基金代表理事

1976年大阪府堺市生まれ。中京大学文学部社会学科を卒業し、読売テレビに入社。2009年より夕方の報道番組「かんさい情報ネットten.』を担当、メインキャスターをつとめ、『シミケン』の愛称で親しまれる。2013年5月、スタイリストだった奈緒さんと結婚。2014年長男誕生。112日後に奈緒さんを乳がんで亡くす。2017年讀賣テレビを退社し、子育ての傍ら一般社団法人清水健基金の代表理事として、精力的に講演活動を行っている。著書に『112日間のママ』『笑顔のママと僕の息子の973日間』（小学館）がある。

大切な人はいつも身近にいるー112日間のママ

灯（HIKARI）作詞：清水健　作曲：白井大輔

ママになることパパになること

小さな鼓動が教えてくれた

大切なあなたのいのち

よろこびと共に涙が流れる

お腹を擦って呼びかけた

君にありがとう

大切なあなたが選んでくれた

こんなにも嬉しくて

だけど本当は少し不安だったり

でもね

ママとパパは　今幸せにあふれています

歩く途中の道の選択

心の声が聞こえる方へ

抱きしめた明日へ進みたい

大切な大切なあなただから　こんなにもわかってくれる

みんなの温かさ

だからママとパパが

あなたを守るから大丈夫

みんの声に救われて

泣いたり笑ったりしながらも

今を歩こう

大切なあなたが選んでくれた

こんなにも嬉しくてだけど　本当は少し不安だったり

でもね

ママとパパは　いましあわせにあふれています

　親として僕たちが選んだ「3人で生きる選択」。乳がんが発覚してから、僕は妻の涙を見たことがありませんでした。妻は、身体が痛くても、治療が苦しくても、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜け続けても、ひと言も悲しいとか辛いと言ったことはなかった。「私より、私の周りが辛い」。これが妻の口癖でした。僕も、辛い過去に触れたくなかった時期もありましたが、あの時があるから今がある。今があるからこれからがあるんです。こんな僕なのに、素晴らしい妻を持つことができました。1年9カ月の結婚生活は、大切な人生の宝物です。

　僕たち家族は多くの方々に支えられて生きてきました。もし、少しでもできることがあるなら、今度は僕がエールを送りたい。今現在、病と闘う人たちに希望の光を照らしたい。そんな思いで「一般社団法人　清水健基金」を設立しました。

　皆さん、どうか自分自身を大切にしてください。それは必ず誰かを愛することに繋がっていきます。お子さんを思いっきりギュッと抱きしめてあげて下さい。僕も、何で僕の妻が、何でこんな運命にと何回も落ち込みました。でも、一回立ち止まって周りを見ると、素敵な仲間がいる。こんなに温かい皆さんがいます。今日を機会に、皆さんと一緒にこの思いを広げていければいいなと思います。

≪おわり≫　

滋賀いのちの講演会より

生命尊重ニュース10月号より　http://www.seimeisontyou.org/

　麗明堂の子宝専用HPは