大切な人はいつも身近にいる ③
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、クリスマスですね!子どもが大きくなって家から居なくなると、クリスマスケーキを食べることもご馳走を食べることも次第になくなり、年末の忙しい一日になっていることに気付きました。
今年は、年末年始に愛知県のほうに心理学の勉強に行くことにしましたので、なお一層慌ただしい年末を迎えています。そんな中でも、心の余裕を持ちながら、楽しく毎日を過ごしていきたいと思います。
さて、今日は清水健さんのお話の第3話、文章を読んでいるだけで、ご夫婦の表情や光景が目に浮かびます。人生、いいことばかりが起きることはありませんが、その時にどう思って、どう行動するかが、その人の人生を決めると改めて思います。
それでは、第3話をご紹介します。
清水 健さん フリーアナウンサー 一般社団法人清水健基金代表理事
1976年大阪府堺市生まれ。中京大学文学部社会学科を卒業し、読売テレビに入社。2009年より夕方の報道番組「かんさい情報ネットten.』を担当、メインキャスターをつとめ、『シミケン』の愛称で親しまれる。2013年5月、スタイリストだった奈緒さんと結婚。2014年長男誕生。112日後に奈緒さんを乳がんで亡くす。2017年讀賣テレビを退社し、子育ての傍ら一般社団法人清水健基金の代表理事として、精力的に講演活動を行っている。著書に『112日間のママ』『笑顔のママと僕の息子の973日間』(小学館)がある。
大切な人はいつも身近にいるー112日間のママ
竹富島への最後の旅行
僕たちの横からいなくなってしまった時、妻は29歳でした。ママでいられたのは112日間。僕は一番近くで見ていて、ほんまにようやったなぁと思います。29年生き切って人生を全うした。そう思いたいけれど、そうではないかもしれない、まだしたいこともたくさんあったはずです。僕には妻の代わりはできません。でも、したかったであろう妻の分まで、僕が思いっきり息子を愛していきたい。それが今、僕がこの舞台に立たせていただいている一つの役目ではないか、と思います。今を生きるって、簡単ではないです。もうあかん、と思うことも正直あります。でも、ちっちゃな笑顔の息子が、横で笑ってくれている。だからやっぱり、今を生きていきたい。それが今、僕が生かさせていただいている意味ではないかと思います。
妻は息子が生まれて1週間後、ガンが全身に転移していると医師から告げられました。沖縄への飛行機と船の旅行なんて無謀でしかなかったけれど、僕の大好きな竹富島の風景を妻に見せたいという願い、初めての3人での旅行は、僕達家族の「希望」を持たなければ、僕はテレビカメラの前に立っていられない状態だったのです。前日まで体調が悪かったのに、当日、妻は不思議なほど体調が安定していました。竹富島についてすぐ、3人で海に行きました。妻は歩くのもしんどかっただろうし、腰も痛かっただろうと思います。でも、妻はこの時初めて選びに選んだベビーカーを押し、初めて息子を抱っこしながら歩くことができました。私の著書の表紙は、妻が亡くなる1カ月前の写真を使っています。妻は、自分自身で現実と向き合っていて、病状のことなど、今がどんな状況かよくわかっていたと思います。でも、写真を撮る僕に向かって、こうやって息子を抱っこして笑ってくました。ある時、病院のベッドで「私は何があっても大丈夫だから」。そして、3人の写真を見て「行ってよかった」と、とても喜んでくれました。
でも、妻は一人でいるときは、いろんなことを考えて不安なこと、怖いこともあったと思います。息子がお腹の中でどんどん大きくなっていることが分かるたび、ベッドの上で本当に喜んでいました。「赤ちゃん大丈夫ですか?」と何度も先生に聞いてエコー写真をうれしそうに見ていました。もしかすると、互いに我慢していたことがいっぱいあったかもしれない。思うことはたくさんあるけれど、互いに笑顔でいる。それが僕たちの夫婦の向き合い方でした。
≪続きはまた次回に…≫
生命尊重ニュース10月号より http://www.seimeisontyou.org/
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