長崎のかんころ餅を戴きました!
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
先日の三連休に、長崎からご夫婦でお見えになられたSさんから、初めて見る珍しいお土産をいただきました。
その名は、「かんころ餅」。
そのまま切って食べるには硬そうだったので、どうやって食べるのかを調べてみましたら、長崎県ではとても有名な冬に炬燵で食べるソウルフードだということを知りました。
調べてみると、こう書いてありました。かんころもち(漢字表記「甘古呂餅」は登録商標)は、半茹でにしたサツマイモを混ぜ込んだ餅の一種。原料は、もち米とサツマイモと少量の砂糖のみ。
長崎県五島列島の郷土料理、和菓子の一つで、長崎県の地域ブランド。五島市、西海市、佐世保市などを中心に長崎県内各地で製造されている。
かんころは、五島地方の方言で、サツマイモを薄く切って天日干ししたものを指す。元々は五島地方の冬期の保存食として作られていたが、現代では長崎県の特産品として県内各地で製造・販売されている。
サツマイモは平地が乏しくやせた傾斜地の多い五島列島でも育ち、豊凶の差が小さくて台風の被害にも強いため、飢饉の脅威を拭い去り、五島の経済を支える重要な農産物として重宝されてきた。サツマイモがいつ頃から五島で栽培されてきたかは不明であるが、江戸時代にはすでに庶民の食用作物となっており、五島藩は天保4年には従来の規制姿勢から一転してサツマイモ栽培を奨励していく。実際に列島一帯に普及するのは明治に入ってからであり、大正の頃には五島の農産物の中で首位を占めるようになった。
その後、芋焼酎やデンプンの原料としての需要の減少とともに五島のサツマイモ栽培も減少していくが、かんころ餅は今でも多くの家庭で正月に作られ、島を出た子や親戚に送られている。
食べ方は、「2センチくらいの幅に切って、オーブンやレンジで焼く」と書いてありましたので、まずは、少し厚めに切ってみました。
ここまででは、本当にお餅のように硬いのでレンジで温めてみると、ほらこの通り!
やわらかくなった「かんころ餅」を食べると、サツマイモともち米だけの素朴な味で、以前に食べたことのある味だなぁと思っていたら、その味は宮崎県民のソウルフードである「ねりくり」に近い味でした。
かんころ餅のつくりかた。
- サツマイモを半月ほど天日で水分を減らしておき、皮をむいて薄く輪切りにし、湯がいてから天日で干して、かんころとして保存しておく。
- もち米を洗って、水に半日ほどつけてから、蒸す。
- かんころを桶などに入れて熱湯で洗い、蓋をして、しばらくふやかしてから蒸す。
- うすに蒸したかんころを入れて杵で突き、それに蒸した餅米を加えてよく突く。
- 台に移して、かまぼこ型に整形する。
特徴としては、
- 色は緑色-緑褐色で、強い甘みを持ち、低温でもあまり硬くならない。
- 伝統的製法で餡を混ぜない。餅は焼かずには食べられないほどには硬くなるが、甘みが薄い
- よもぎ入り、いりごま入りなどさまざまな種類がある。
- 通常の餅と違い、焼くとごく短時間でつなぎのもち米が溶けてしまうので調理の際は注意が必要。
- 煮ると水に溶ける。
それぞれの地域に、それぞれの特産品がありますが、同じ九州に住んでいて全然知らなかった「かんころ餅」、長崎の方々の想いとSさんご夫婦のやさしさを噛みしめながら、美味しくいただきました。
美味しいかんころ餅をたくさんいただき、ありがとうございました。
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