生きる!④ ―『キャッツ』に見るマザーの精神―
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
下田先生の第4話に入りました。
下田先生の生き方や人生観に触れていると、医療も最終的には心の部分に触れていくことを感じます。どんな人になるか!も大切ですが、毎日どんな人生を送っているか・・・を真摯に振り返り、反省して生まれ変わることの大切さを学んでいるように思いました。
世の中は、大変なニュースが流れていますが、麗明堂はいつも通りの土曜日の忙しさで、今日も朝からたくさんの方がご相談にお見えになりました。スタッフとともに、やさしさと思いやりという形のないプレゼントを贈らせていただいています。
第4話は、『キャッツ』に見るマザーの精神です。どうぞ、最後までお読みくださいませ。
下田 憲氏 けん三のことば館クリニック院長
1947年生まれ。長崎県佐世保で育つ。高校卒業後、10か月間西日本を放浪する。翌年、北海道大学医学部に入学。1976年、国立長崎病院勤務。1978年、長崎の公立病院へ勤務。1983年、北海道過疎地の公立病院、1996年、無医地区になった南富良野町幾寅の町立診療所へ。東洋医学と心療内科を層軸とする独自の診療兄弟を確立する一方、墨書で癒しの言霊をしたため始め、2004年11月「けん三のことば館クリニック」を開院。これまでの地域医療への取り組みが評価され、2014年に日本医師会「赤ひげ大賞」を受賞。
『キャッツ』に見るマザーの精神
ミュージカルの『キャッツ』を観られた方もおられると思います。
『キャッツ』は、猫がたくさん出てきて大暴れする話と思われている方が多いと思います。キャッツは、誇りを持った野良ネコの集団の特別な日の物語です。特別な日とは、猫の集団の中で毎年一匹だけ、選ばれたネコが神様のそばに行ける、それを決める夜のことです。
そこで、ネコたちが『俺はこんな偉いことやってきたんだ』と披露するのが物語の横の糸です。キャッツを貫く縦の糸は何か。そのネコの集団の中で、爪はじきにされている一匹のネコがいます。そのネコは、病気を持っていて、盗みや売春などの悪いこともする。みんなそのネコを「あっちに行け!」と排除しようとします。
ボロボロになってみんなから嫌われていたそのネコが、最後の方でこう歌います。「わたしを見て、そして触って」その時、ネコの集団の中で一番幼いネコが、そのネコを見て触るんです。それを見て、ほかのネコたちもどんどん触っていきます。そのネコを受け入れると、その差別されていたネコは、本当は他のみんなに変わって苦しんでくれていたということが分かって、みんなで神様のところに送り届けるのです。
マザー・テレサはまさにその世界を実践された方です。この世の中で何よりも惨めで苦しんで悲しい思いをした者は、他の人たちのそういう思いを代わりに背負ってくれた人なんだ。だから、ダメで情けないから救ってやろうというのではなくて、そんな素晴らしい人だからみんなで認めてあげよう、というのです。
マザーが尽くしたカルカッタのスラムで亡くなったいく人はクリスチャンではなく、ほとんどがヒンズー教やイスラム教の方々でした。マザーが一生懸命、亡くなる寸前の人をお世話したから、その後キリスト教徒が増えたわけではありません。しかし、マザーは「道端に捨てられてぼろ雑巾の様に死んでいこうとしている人は、十字架の上で亡くなったイエスの現身なのです」と言われます。
イエス・キリストは、決して格好いい宗教指導者ではなく、強盗犯や一般の罪人と一緒に、十字架にかけられて亡くなりました。それによって、世の中の全ての人の罪を代わりに背負って下さった。だから道端に打ち捨てられている人に仕えるのは、十字架の上のイエスに仕えるのと同じことなのだ。マザーは、生涯を貫いてそれを実践した人物です。マザーは一生ひたむきに歩いて、人の光を見ながら生きられた方です。誰でもマザーのようにはなれませんが、より苦しんでいる人、より悲しいでいる人、より貧しい人の為に仕えることは、自分自身の人生を豊かにするのです。
≪続きは、また後日…≫
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