あるブータンの青年のお話
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
3月に入りましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
さて、今日は「あるブータンの青年」のお話をご紹介したいと思います。
皆さんは、どんな時に
『自分が幸せだ!』
と感じますか?
本当に貧しい状態のときは、ほんの少しのことでも幸せを感じることができますが、豊かな生活を送り始めると、それが当たり前に思えるようになってきて、ほんの少しの同じことを幸せに感じることができなくなると言われています。
貧しさからモノの豊かさを得た後でも、心の豊かさを失わない『真の心の豊かさ』を感じたあるブータンの青年のお話です。
実は、この文章は、ANAの機内誌に載っていた芥川賞作家 吉田修一さんが書かれた内容です。
ぜひ、お読みくださいませ。
ご存知の方も多いと思いますが、国民総生産GNPではなく、国民幸福量GNHを高めるのだ、と国王が宣言したブータンという国があります。ブータンの人々は決して裕福な暮らしをしているわけではないのですが、みな口々に「幸せです」と答えるのです。
『ブータン旅行記』
長旅を終えて首都ティンブーに戻った時だったか、現地のツアーガイドの青年、ケザンさんとたまたま二人きりになり、ぼんやりと広場を眺めていた。長旅で気心が知れたこともあり、僕はこんな質問をした。
「ケザンさん、もし宝くじで100万円当たったら何が欲しいですか?」と。
暇つぶしの質問だったのだが、ケザンさんは真剣に悩み始める。そして、質問した本人も質問したことを忘れた頃、彼はこう答えたのだ。
「半分はお寺に寄付します」と。
思わず、「残りの半分は?」と訪ねると、
「残りの半分は、来世のため、やはりお寺に寄付します」
日本にいると、この種の答えがどうか偽善めいたものに聞こえることがある。しかし、ブータンを二週間も旅したあとだった僕には、彼の答えが素直にすっと胸に落ちてきた。
ブータンという国は、決して文化的に遅れた国ではない。ほとんどの国民は英語で話すし、インターネットでCNNを普通に見ている。
外界を知らずに、ああいう生活をしているのではなく、外界を知っていても尚、ああいう生活を選んでいる国なのだ。
ある村で電気工事の話があったらしい。しかし、電気を通すと、ツルが来なくなる。村人たちが出した答えは、「電気はいらない」というものだったという。
選ぶという行為は、とても贅沢なことだと思う。そして、その選んだ何かに、その人の豊かさが表れるのだと思う。
このブログをご覧頂いて皆様のもとに、大きな大きな喜びとたくさんの幸せが訪れますように…
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