2010年6月のコラム
公開日:2010年06月26日
カテゴリー:2010年
「病気別の総患者数(2007年)」において、男性で2番目、女性で4番目に多い病気は皆さん何だと思われますか…?
自覚症状が殆どないので気付かない方が多いのですが、正解は実際には日本人の成人の約80%が罹っていると言われている病気“歯周病”なのです。
歯周病は、歯を支えている歯周組織が徐々にこわされ、歯がグラグラしてきて、しまいには抜けてしまう怖い病気で、日本人が歯を失う最も大きな原因だと言われています。
私も30代半ばからは、歯医者さんに行くと「歯ぐきの検査をしておきましょうね!」と言われるようになったのですが、歯と歯ぐきの間の『歯周ポケット』が歯周病菌の絶好の住みかになる訳で、健康な方は1~2mm位なのですが、歯周病菌が根付いてしまうと3~4mmと深くなっていくのです。
気をつけることは①食事はよく噛んでたくさん唾液を出すこと②甘いお菓子や飲み物を控えて酢の物や塩気のものを摂ること③毎食後の歯みがきで歯垢を取り除くことですが…歯周病や歯肉炎、歯槽膿漏が気になる方に朗報!!何と漢方生薬、特にカンゾウとシャクヤクに歯ぐき等の炎症を抑える働きがあることが研究により認められたのです。麗明堂にも嬉しいお声をたくさん頂いていますが、値段が手頃なので続けやすいと評判の錠剤があります。
歯は一生の友達です。
年をとっても自分の歯で食べ物が噛めるように、今から 気を付けていきたいものですね。
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