2010年7月のコラム
暑くなると酢の物や酸っぱい味が、よりおいしく感じるようになってきますよね。
酢は昔から体に良いと言われ、日本料理に欠かすことのできない調味料の一つですが、日本ばかりではなく世界でも酢は塩とともに最も古い調味料と言われてます。
わが国では『酢』という字は当用漢字が制定されてからこの字を使うようになりましたが、それまでは『醋』を使っていて、酢は酒をさらに何百日も日を重ねて作られた貴重なものという意味を表していたようです。
今では、化学調味料などを混ぜて製造した加工酢や、酢の主成分である氷酢酸を科学的に合成して工業的に製造した合成酢が市場に出回るようになったために本来の壺で作る天然醸造酢の影が薄くなり、酢が酒よりも重宝されにくくなっているようです。
ところで皆さんはお酢で全くの自然発酵と呼べる世界で3種類しかない酢をご存じでしょうか?1つ目はハワイのパイナップルビネガー、2つ目はイタリアのバルサミコ酢、そして3つ目は日本の奄美大島の南にある加計呂麻島だけしか作ることができない“かけろまきび酢”です。
人口当たりの100歳以上の方の割合が断トツに多い奄美地方の長寿食とも言われる“かけろまきび酢”ですが、近ごろ成分のマンニトールによる血圧降下作用や脂肪蓄積抑制作用や緑内障予防作用、オクタコサノールによる体内脂肪分解作用や体内に入ってくる油を寄せ付けない作用が確認され、薬ではなく食事の一環として“かけろまきび酢”をご愛用いただくことにより、その効果を実感される方が当店でも増えてきています。
「酢は体にいい、体にいい」とよく耳にしますが、本当に体にいい自然発酵酢の効果を是非一度お試しくださいませ。
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