2005年9月のコラム
皆様、先日の台風14号は大丈夫だったでしょうか? お見舞い申し上げます。昨年に続き、今年も台風により九州、四国、中国地方を中心に大きな爪跡を残しましたが、皆様のご無事をお祈りしています。
今年は台風に加えて、私の住んでいる佐土原町の竜巻による被害が全国のニュースに流れた事から、多くの方からお見舞いのお電話やメールを頂きまして、この場を借りて心より御礼申し上げます。 昨年は台風で本店のほうが被害に遭って大変だったのですが、今年は幸いに大きな被害がなかった…とホッとしていたら、私の親しい先輩の家で氾濫した川の水が屋根まで浸かったと聞いて、急いでその夜に食料と数日分の衣類を持って避難所へ駆けつけました。
今まで、災害が起こるたびにテレビの画面に映し出されていた体育館の避難所の様子を実際に目の当たりにすると、本当に言葉を失いました。 先輩はご年配のお父さんとお母さんを屋根裏まで引き上げ、それでも水が上がってきたので最後は屋根を突き破って外に脱出して、自分のシャツを脱いで棒切れにくくり付けて助けを呼んだのだそうです。幸いにボートで助けに来てくれた自衛隊の方が先輩を見つけてくれてみんなの命が助かったようですが、家族の命を必死に守るために着の身着のままの状態で避難していた先輩の姿が本当に輝いて見えました。
台風が去っても家財道具を全て失った先輩のこれからの生活は大変ですが、家族で力を合わせて何とか乗り越えてもらいたいと切に願っています。
追記)今回の台風14号でご家族の方を亡くされた方々、心よりご冥福を申し上げます。また、被害を受けられた方々、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りしています。
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