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私の父の日の思い出

公開日:2020年06月21日 カテゴリー:つれづれ, ブログ

 皆さん おはようございます! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 今日は、父の日ですね。今年の父の日は、先月父が「夏用のズボンを買いたい」と言ったので、ズボンやシャツを買って父の日のプレゼントにさせてもらいましたので安心しているのですが、一方では「子どもたちは何かしてくれるのかなぁ?」とあまり期待せずに楽しみにしている私もいます。子供たちはみな県外に出ていますので、メールや電話の一つでも連絡をくれるだけで嬉しいのですが、なかなか期待通りにはならないものです。

 それもそのはず、今から30年以上も前のこと、大学を出て就職をして初めてお給料をもらった時、『初めてのお給料は親に使う』と決めていたので、親に送るものを買うために新入社員研修を受けていた神奈川の合宿所から、都心のデパートに行きました。すると、ちょうど母の日フェア開催中で『母の日のプレゼント』が所狭しと並んでいて、きっと喜んでくれるだろうと奮発して5万円のネックレスを買って母に送りました。予算オーバーだったこともあって、父には来月のお給料でちょうど父の日のプレゼントにもなるので、来月送ると言ったのです。

 それから1ヵ月が過ぎた頃に、母から電話がありました。「お父さんが、俺には父の日に何も送ってこないぞ!とすねているよ」と。慌てて近くのお店で買った3,000円くらいのネクタイピンを送ったのですが、時すでに遅し・・・ 「差があるなぁ~」とつぶやいたそうです。

 当時は、私も「父にも送ったのに…」と思ったのですが、今になるとその時の父の気持ちが痛いほど分かります。50代になって体もきついのに、子どもたちを県外の学校(私は私立の薬学部でしたので、人一倍学費が高かったのです)に出すために朝7時から夜10時まで年中無休で薬屋を営業していて、やっと私が大学を卒業したのですから「やれやれ仕送りが一人終わった」と胸を撫でおろしていた父へのお礼を忘れていたのです。

 子どもに同じことをしてあげたときに、はじめて親の気持ちがわかる

と聞いてはいましたが、今の私はまさにそのような気持ちです。

 父にそんなことをしてしまった私ですので子どもたちには何も言えませんが、今日の父の日を期待せずに楽しみたいと思っています。

そして、これからも子どもたちとの心のふれあいを大切にしていきたいと思います。


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