風邪に抗生物質を使ってはいけない理由とは? 厚生労働省の手引書より
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、明日からのカウンセリングの研修のため夕方に宮崎を出て移動しています。
来月、節目の50歳を迎えるにあたり、昨年から自分自身をより高めるための研修に積極的に参加しています。
医学、薬学の勉強は日進月歩ですが、心の勉強は一生涯の勉強だと思います。
さて、今日は3月6日の日本経済新聞に載っていた
『風邪に抗生物質は控えて』
についてご紹介したいと思います。
厚生労働省の有識者委員会は6日、軽い風邪や下痢の患者に対する抗生物質(抗菌薬)の投与を控えるよう呼びかける手引書をまとめた。抗生物質を使いすぎると薬剤耐性菌が増え、治療に有効な抗生物質が将来なくなる事態が懸念されているため。早ければ今月中にも、日本医師会などを通じて全国の医療機関に配る。
手引書では、一般的な風邪の原因となるウイルスには抗生物質が効かないことから、「投与を行わないことを推奨する」とした。医師が患者に説明する際に「抗生物質は効かない」と告げた上で、症状が悪化する場合は再受診するよう指示しておくことが重要だとしている。
一方、ふだんより排便回数が1日3回以上増える急性下痢症は、ウイルス性、細菌性にかかわらず自然と良くなることが多い。そのため安易に抗生物質を使わないよう呼びかけている。
厚労省によると、薬剤耐性菌への対策を取らなければ、2050年には同菌によって世界で年1千万人が亡くなるとの推計もある。
ここからは、私(金丸)の私見ですが、医療費を削減しようと国は呼びかけてはいるものの、基本的に日本人は薬が好きというか、病院に行って薬を処方されなければ落ち着かないところがあり、医師も何か薬を出しておこう… という構図が出来上がっているように思います。
奈良の春日大社の宮司であった故・葉室頼昭氏(医学博士)は、その著書の中で、20年前にまだ抗インフルエンザ薬が開発される前に、医療機関で当たり前のように抗生物質を処方されている現状を憂いて、インフルエンザに抗生物質は効かないのになぜ出すのだろう・・・ と警鐘を鳴らしておられます。
それから20年。まだ、その風潮が変わらないことを残念に思います。
これから30年後に抗生物質を使いすぎることによって薬剤耐性菌が増えて、世界で多くの人が亡くなるかもしれないことを考えると、これからの時代を支える子どもたちのために、今私たちは何をしなくてはいけないかを真剣に考える時が来ているように思います。
このブログをご覧頂いて皆様のもとに、大きな大きな喜びとたくさんの幸せが訪れますように…
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