事実を地道に伝える
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、カウンセラー研修2日目です。
昨日は、3月11日。
6年前にあの東日本大震災が起きた日でした。
震災の翌年に、私も現場に行き、岩手の大船渡小学校で当時の6年生にお話をさせていただきましたので、今なお被災地で懸命に頑張っていらっしゃる方々に心からエールを送りたいと思います。
その時に目にしました現場の映像は、今でも焼き付いていて離れません。
今日は、昨日の中日新聞に載っていた「3.11が教えてくれた」の中から、立命館大学の開沼博准教授が書かれた『事実を地道に伝える』についてご紹介したいと思います。
東日本大震災から6年たった今、私たちが何をすればいいのかについてとても考えさせられる素晴らしい内容でしたので、ちょっと長いですが、ぜひお読みくださいませ。
前向きは、大きく二点と思います。
一つは、震災の課題に向けて進む動きが、あちこちで出てきたことです。福島では、放射線の問題で、「離婚が増えた」との説が流布しましたが、全体的にはむしろ減少。絆の大切さが認識されたのは間違いないです。高齢者を見守るNPOを設立したり、ボロボロになった飲食店街を買い上げて復興飲食店街を造ったりした事例もあります。
二つ目は、自分たちのアイデンティティーを考えさせられた点です。福島では震災後にプロスポーツのチームが3つできました。サッカーJ3と、野球のBCリーグ、そしてバスケットボールBリーグのチームです。震災前には乏しかった県民の一体感が強固になり、苦難に向き合う志があったからこそです。
私は福島県に18歳まで住んでいましたが、退屈でした。吉幾三さんの歌ではないけれど、東京との距離感があり、本を読んで対等に語り合える人がいませんでした。でも今、福島が面白くなってきました。震災が、田舎特有の閉塞感やしがらみのタガを外し、よそ者や若者、「出る杭」への寛容さが出てきた。難題の前に立つ福島の人に話し掛けると、現場を知る充実した話ができます。東京以上です。
震災の翌月から全国で講演しましたが、最初は罵声が飛び交い大荒れでした。正確な事実を言っても「おれが思っている(哀れな)福島と違う」と。そんなステレオタイプな見方を改めてほしくて『はじめての福島学』という本で正確な数字を示すと、反論はほとんどなかった。
例えば人口流出率。「20%ぐらいと思っていたので、2.3%と聞いて驚いた」という県外の人がいました。巻末の「福島へのありがた迷惑12箇条」は共感を集めました。「勝手に福島を犠牲者として憐憫の情を向けて、悦に入る」など12カ条です。
地元の人たちと県外の人をつなぐ『通訳』の役を地道に続けたいですね。「福島で農業ができない」と聞いて自殺した人がいました。正確な事実の共有を疎かにすれば、命にかかわります。
県外の人は、ハードルが高いことをする必要はありません。日常の中で「買う、行く、働く」ことが、震災と向き合うことだと思います。先日、名古屋で食事をしたら、お店に福島のお酒が置いてあった。まずは、こういうことでいいのです。
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