2012年12月のコラム
早いもので、2012年のカレンダーも最後にの一枚となりました。皆様にとって、この一年はどのような年でしたか?私にとっては、初めてのことにチャレンジする一年だったように思います。1月に被災地・岩手県大船渡小学校での特別授業、2月に鹿児島県・奄美市PTA学校保健会特別講演、年始から導入した健康チェックマシン:ニュースキャン、そして先月から始めたアメーバブログ・・・ 楽しくなって毎日書き込んでいると、読者の数が、現在、不妊部門で第2位、体外受精部門で第1位、不育症部門で第1位、二人目不妊部門で第1位まで増えてきました。今回は、その中で私が一番感動した12月3日の書き込みを紹介したいと思います。
さて、今日はお昼すぎのカウンセリングのKさんから とてもいいお話を聞かせてもらい、このブログでも紹介しても大丈夫とご了解をいただきましたので、その様子をお話させていただきます。
Kさんは39歳、いつも麗明堂に入って来られたら、お店全体が明るくなるような笑顔と明るく元気のよい声がトレードマークなのですが、今回は採卵した卵ちゃんの結果が病院から電話がかかってくるというので、それが不安で、怖くて、ダメだったらどうしようとドキドキだった・・・ 学生時代の合格発表よりも緊張した~ という話の中で、私にこう仰ったのです。
「 先生、私 旦那にね、私じゃなくて他の人と結婚すれば、子供のことで こんなに苦労せんで良かったっちゃないと? あんた 他の人と結婚したら? あんたは長男やし、今やったら まだ間に合うし、やり直しがきくと思うよ。私のことは もう、諦めたほうがいいんじゃない?」と 本当に言ったことがあるんですよ。そしたら 旦那がね、「あんたは、どうすると?」と聞いたので、「私は、もう結婚するつもりはない。一人で何とか生きていくから」と言ったら、「それは違う!! 俺はお前と生きていくと決めたんだから、このままでいい。」と言ってくれたんです。私はいつかこの事を言って確認しなくてはいけない・・・と思っていました。でも、いつも無口な旦那が大きな声で 「それは違う!!」と言ってくれた。その一言が嬉しくて・・・ だから、43歳までは何があっても頑張ろうと決めたんです。と、滅多に見せない涙をポロポロ流しながら話してくれました。
Kさんは、1型糖尿病も持っているので、人一倍食事に気をつけて、人一倍運動をして、人に言えない苦労もたくさん抱えていますが、何か今日のKさんの涙を拝見しながら、今度の元旦で結婚12年を迎えるKさんご夫婦に、そろそろ神様が素晴らしいご褒美を授けてくれるような気がしてきました。
私の母も、3回の流産のあと「私と別れて、他の人と結婚して下さい!」と、父に言ったことがあると 聞いたことがありました。しかし、その後に私が生まれてきたのです。
Kさんの卵を戻す日は、明日か明後日ということですが、今まで頑張ってきた体質改善で体調も整ってきていますので、きっと いいことが起こることを信じて 私も麗明堂スタッフも祈らせていただきます。
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