2022年5月 コラム
皆さん、お元気でしょうか?新型コロナウイルスの感染が止まらず、いろいろな制限の中で不自由な生活をお送りのことと思います。
そのような制限の中で毎日を過ごしていると、今までと比べて新しいことに冒険したり、チャレンジすることが少なくなっていると気づくことはありませんか?
私自身がこのことに気づいたときに、あるお話を思い出しました。
そのお話は、成長したばかりのカボチャを見つける農夫の昔話です。
「成長を始めたばかりの小さなカボチャを風雨から守るために、農夫はカボチャを壺の中に入れます。それから彼は仕事に戻り、カボチャについては忘れてしまいます。
収穫の時期になっても、そのカボチャは壺の大きさまでしか成長していません。かつてはカボチャを守ってくれた壺が、いずれはその成長を制限するのです。壺の中のカボチャは、成長を止めると腐り始めてしまうのが厳しい現実です。」
私はこのお話を聞いたとき、私たち人間もカボチャと同じように、『もう、ここまででいいだろう!』と思った瞬間、自分から制限という都合がよく、居心地の良い壺に入り、守りに入って成長をやめてしまうのと同じことだと思いました。
世の中は、常に変化を繰り返し、成長しています。だから「私はこのままでいい!」とか、「どうせやっても…」という制限の名の壺を割り、自分自身が変化して、成長することが求められるのです。
江戸時代は人生50年と言われていたようですが、今や人生100年の時代です。コロナで一気に変わった時代の流れに乗って行けるよう私も自分の気持ちを若く、意識を高く持って、チャレンジして参ります。
薬剤師 金丸 幸市