親離れするのも「親孝行」です(後半)
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日から、6月最後の週末です。麗明堂では、年に2回の大感謝祭を開催中です!
皆さんのご来店、お電話をお待ちしています。
さて、今日は昨日に引き続き、志賀内泰弘さんの「親離れするのも親孝行です」の後半をご紹介させていただきます。
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」 運動代表 志賀内泰弘さん
24年間金融機関に勤務した後に独立。経営コンサルタント、飲食店プロデューサー、コラムニスト、俳人、ボランティア活動、講演、研修講師など幅広く活躍。「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表として、思いやりあふれる世の中を作ろうと「いい人」 「いい話」を求めて全国を東奔西走中。
著書に『翼がくれた心があ熱くなるといい話』 『なぜあの人の周りに人が集まるのか』『毎日が楽しくなる17の物語』(PHP研究所)、『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社)など多数。
~思い立った今日からできる10のアイデア~
子離れ後の親の人生を豊かにしてあげよう
子供が独立するのは嬉しくもあり、寂しくもあるものです。どんなに苦労して育てても、(多くの場合)息子は嫁をもらい、娘は嫁いでいきます。子供は「親離れ」しても、親が「子離れ」できない。子供が別の糧を築いたにもかかわらず、ついつい口を出したり、おせっかいをしてしまってトラブルになるケースがあります。親子とは、元も近い間柄ゆえに最も難しい関係でもあるのです。
ここでもやはあり、子供の側からアクションを起こすのがいいでしょう。
⑤ときどき、子供を実家に預ける
親の一番の楽しみは、孫に会うことです。かわいがるだけでいいから気も楽。そこで、「同窓会に出かけたいから」とか「妻(夫)が風邪をひいて」とか適当な口実を作ってて預けるのです。独立してしまった息子や娘の「役に立つ」ということは、生きる張り合いにもなります。
⑥母の着物を着る。父の本を借りる
おそらく、実家に母親の着物がたくさん眠っている人は多いのではないでしょうか。思いきって、着物の着付け教室に通ってみましょう。その眠っている着物を着るためです。その着物は、母親の歩んできた人生そのもの。一つ一つにドラマがあるはず。あなたが袖を通してあげることで、母親は幸せを感じることでしょう。
父親の書斎の本も同じです。処分せずにそこに並んでいるのは、思い出があるからです。「貸してね」と借り、読んだ後に感想を語り合えたなら、父親はどんなプレゼントよりも喜んでくれることでしょう。
⑦カルチャーセンターで習っている水彩画を褒める
子育てが一段落したり、子供が結婚して家庭を持ったり、また定年退職を機にカルチャーセンターで習い事を始める人がいます。でも、なかなか何をしても続かない。ついつい周りの人の作品と比べて「才能がないのかも」と止めてしまう。そのような時、褒めてあげるのです歯の浮くような言葉でもいい。「上手いなあ」「とても初心者とは思えないよ」「続けたらもっと良くなるよ」などと。
続けられる趣味を持つことは、豊かな人生を送る秘訣です。その手助けは「たったひと言」の「褒め言葉」で、できるのです。
妻は夫の親へ、夫は妻の親へクロスのアクションをする
親離れ、子離れが難しい理由の一つに、嫁・姑の問題があります。これはおそらく無くならないでしょう。なんとかお互いに努力して「上手くやる」しかありません。そこで提案です。夫も妻もお互いの両親にクロスしてアクションを起こすのです。例えば。こんなふうに…。
⑧妻(夫)のことを褒めちぎる
「美沙子さんの料理が美味しいのは、お母さん譲りですか?」「お義父さんは、いつもオシャレで若々しいですね」…。夫婦で情報交換して行うと一層、効果があるでしょう。
⑨思い立ったとき、電話する
ふと自分の母親のことが心配になることがありますよね。「足が痛いって言っていたけれど、病院には行ったかな」とか。思い立ったが吉日。すぐに電話をしましょう。そして、合わせて義母にも電話するのです。いつも二人の母親(父親)をセットで考えるのです。
⑩母の日(父の日)のプレゼントは、クロスして贈る
もうお分かりですね。お米さんからハンカチをもらったら、お義父さんはきっと神棚に飾りますよ。そういうものです。
あなたは今、おいくつでしょうか?もし、四十歳で、故郷から遠く離れて暮らしているとしたら、親が天国に召されるまで、あと何回会えると思いますか?
親の寿命が十五年としてみましょう。忙しいから、遠いから‥‥せいぜいお正月とお盆の年二回しか里帰りできないというのが一般的です。すると、天国に召さるまでにあなたが親に会える回数は、十五年×二回=三十回という計算になります。
そう、一緒に過ごせる時間は、意外と残り少ないのです。
筆者は、もう十数年前に両親を看取りました。親を亡くしたという誰に尋ねても「後悔している」「心残りがある」と言います。皆さんが後悔しないような親孝行ができることを心からお祈りしています。
≪終わり≫
心の生涯学習誌れいろう6月号より
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