節分に思う 本当に鬼はいるのだろうか?
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
ここ数日は、朝夕は冷え込みますが、日中は暖かな宮崎市内です。
例年なら昨日の2月3日が節分で、今日の2月4日からが新しい年の始まりの立春なのですが、今年は1日早い節分でしたので、あれっ?と思っているうちに節分が終わってしまった感じがしています。
皆さんは、鬼退治の“豆まき”をされましたでしょうか?
節分と言えば、『鬼を退治すること!!』 と、大人は子どもたちに伝えてきましたが、さて その鬼は本当にいるのでしょうか?
そこで今日は、2月3日の節分の日に、なぜ豆まきをするようになったのか?ということについてお話ししたいと思います。
『昔も今も、一年のうちで一番寒いこの時期は、風邪(例年はインフルエンザのことだと思います…とお話するのですが、今年はコロナウイルスかもしれませんね…)が流行って村人が次々と寝込んだり、今のように薬もなかったので、体力のない子供やお年寄りが亡くなってしまうことも珍しくなかったようです。
そこで村人たちが調べたところ、豆(植物性たんぱく質)やいわし等の小魚(動物性のたんぱく質)を食べている家では風邪で寝込んだり亡くなる人がいなかったことから、子どもでも分かるように風邪を『怖い鬼』に見立てて、炒り豆で鬼を追い払い、いわしの臭いで鬼が近付かないように・・・というお話しを作ったということです。
そこで実在しない鬼を子どもたちの脳にイメージさせるために、節分の時期を十二支に当てはめると丑(うし)と寅(とら)の間の方角に当たるので、牛の角(つの)と虎の牙(きば)を付けて、虎の黄色と黒の縞々パンツを穿かせて鬼を作ったのだと言われています。』
つまり、昔の人たちが子供や孫たちに“風邪を引かずに元気に過ごしてほしい”という優しい親心から、鬼退治の豆まき行事が始まったのです!
子どもたちに、この内容をすべてお話を全てしてしまうと、せっかくの行事が興ざめしてしまいますので、私たち大人は、昔の先輩方の“子孫の健康を願う優しい気持ち”を大切にしながら、その思いに感謝して豆まきの行事を行い、しっかり伝えていきたいものですね。
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