奇跡のリンゴ③ ~いのちを活かして生きる~
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
奇跡のりんご農家 木村秋則(きむらあきのり)さん
1949年、青森県中津軽郡生まれ。弘前実業高校卒。川崎市の会社に集団就職するが一年後帰郷し、実家のリンゴ栽培の農業に従事。78年頃より家族の体調を気遣い、無農薬・無肥料栽培に挑む。10年近く収穫ゼロになり、苦難の道を歩みながら、ついに完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功。NHKプロフェッショナルに出演同番組監修の『奇跡のリンゴ』がベストセラーになり、2013年には映画化された。現在、リンゴ栽培の傍ら、国内外で農業指導を続けている。著書に『リンゴが教えてくれたこと』『土の学校』他がある。
「無肥料・無農薬でリンゴ栽培を」・・・この思いをひたすら追求し、10年以上の極貧生活に耐え、周囲の反対や罵声にも屈しなかった木村秋則さん。青森・岩木山の麓の畑で、農薬も肥料も使わない自然栽培によって、最高に美味しい”奇跡のリンゴ”が誕生した。リンゴ畑で失敗を重ねながら学んだ自然の偉大さと、人間として大切なことは・・・。
大事なことは目に見えない部分にある
私は、農業指導で全国・海外を歩いています。土はただの黒い物体ではなく、掌の上わずか1gの土の中には、億単位の菌や生き物がいます。土は生きているのです。「自然栽培」は私が作った言葉ですが、一般栽培、有機栽培に対し、‶第三の農業革命”と言われています。
農業は、肥料がなければ作物は育たない、農薬がなければ病気、虫を駆除できないというのが常識でした。「木村さんの言っていることは夢のような話」と言われ続けました。しかし、施した肥料を作物がどれくらい使っているのかは知られていません。調べてみたら、施した量の10%程度しか作物は必要としていないことが分かりました。雑草が食べる肥料も10%程度、土の中にいるバクテリアが食べるのが20~30%。残りの半分は一体どこへ行くのでしょうか。
肥料や農薬がガス化したものは、二酸化炭素の300倍以上の被害を与えている。世界の首脳が集まりCO²を減らそうと話していますが、農家の肥料農薬は大変な量のCO²を出している。それが雨に溶け、地下水に流れ、海や川を汚してきたのです。2009年アメリカでは、今後益々異常気象は増え、その原因は、世界中の農家が使う肥料・農薬・除草剤と発表されました。
キュウリには巻きひげがあります。早朝、キュウリ畑に行って巻きひげに指を一本出すと、ひげが巻き付いてくる人と巻き付かない人がいます。小さい子供や、純粋な心を持っている人には巻き付きますが、欲の深い大人などには巻き付かないそうです。花や作物に話しかけると、綺麗に咲いたリ美味しく実ったりするように、もしかしたら植物にも心があるのかもしれません。
私は、自分が作ったリンゴから、「大事なことは目に見えない部分にある」ことを教えて貰いました。土がなければ木は育ちません。土の持つ生命力、パワーを活かし、土に働いてもらう。普通リンゴの木の根はせいぜい数メートルですが、私の畑の木の根は20メートル以上あります。それほど長い根から吸収する養分が、害虫や病気を跳ね返しているのです。人間も同じで、目に見える表面のことだけではなく、目に見えない土壌と根が大切なんだと思います。
私自身、リンゴがならないで辛く、苦しい生活を家族に強いてきました。何度もやめようと思いましたが、家族皆が応援してくれ、やめないで良かったなと思います。人間は自分の身体に米一粒、リンゴ一個すら作れません。主人公は人間ではなく、イネやリンゴです。私はイネやリンゴの‶お世話人”にすぎません。農薬や肥料を使わず、自然の声に耳を傾け、自然を生かす栽培を広めていきたい。
「食は心をつくる」と言われます。ある小学校では、過敏症の生徒の数があまりにも多く、給食が難しくなりました。そこで、給食に自然栽培の野菜を使った給食が広がり、東京オリンピックの食材に農福連携の農産物を使用することも決まったそうです。私の夢は、日本の「食」、ひいては「農」を変えることです。自然と共に生きてきた日本人の心を取り戻していきたいと思います。
≪完結≫
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