笹は神代の昔から使われていた歴史ある薬草
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、昨日に続いて、クマ笹の本の中から日本の歴史と笹をひも解く興味深い話を見つけましたので、ご紹介させていただきます。
その本は、大泉和也氏の書かれた『クマ笹の秘密』で、演題は【笹は神代の昔から】。
この内容を読んでいると、古来から日本人と笹との深いつながりがあったことに改めて気付きました。
私が笹が好きな理由の一つは、神様の行事、つまり神事に使われるのが笹だということです。地鎮祭の四方竹や年末のすす払い、そして七夕や十日えびすにも笹は欠かせません。使う理由はひと言でいうと【お清め】なのです。
身を清めてから、神事を執り行うわけですから、笹はまさに神聖なのです。だから、私は毎日食事のときに身と心と血を清めるために笹を飲むのです。ありがたい食事の一杯です。
それでは、本の一部を紹介させていただきます。
日の本は 岩戸神楽の はじめより 女ならでは 夜の明けぬ国
天照大神が天の岩戸を閉じて姿をかくしてしまわれ、天地は闇となってしまいました。
その時、神々の代表となった天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、天の香久山に生えている笹葉を束ね持って、足拍子も軽やかに舞い踊りました。あまりの騒々しさに天照大神が岩戸を開けると、再び光あふれる天地に戻ったというのです。
これが神楽の始まりだといわれます。
また、神楽を舞う時、「ササ、ササ」のかけ声を神楽声(ささごえ)といい、万葉集には神のまくら言葉として、神楽浪(ささなみ)とも記されていますから、斎小竹(いわうささ)、つまり笹を神聖なものと奉った証拠といわれています。
笹は、神の言葉を人に伝える呪力のあるものとして、巫女が笹の枝を持って村里に出て神わざを見せたのが能楽、舞楽の始まりです。
神代の昔から竹や笹は登場し、神の代理人として悪魔を追い払うものとして現在に至るまで神聖なものとしての役目を守り続けているのです。地鎮祭その他で、祓所の四方に必ず忌竹を立てることや、お盆の施餓鬼会(せがきえ)でも四目天を集めることはご存知のことでしょう。
また、豊かなる実りを祈る田植え祭での竹を立てて神に祈る行事、七夕には竹葉に願い事の短冊を付ける、正月には松竹を立てて新春を祝うなど、私たちの祖先は古来の植物の竹笹を神秘化し、生活の儀式の主として大切にしてきました。
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