心のエクササイズで今日からもっと幸せに④
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
皆さん、お元気でしょうか?
前野隆志さんの「心のエクササイズで今日からもっと幸せに・・・」の最終話です。前野さんの文章を読んでいると、不思議と読んでいるだけで心が軽くなり、幸せになるために心のエクササイズをやってみよう!という気持ちになります。
今回の文章を読んでいて、なぜ私の心にスーッと入ってくるのかなぁ~という謎が解けました。それは、「幸福学は予防医学にも似ている」というところでした。 病気にならないように気をつけよう!という意識と幸せに気をつけよう!という意識がリンクしたのだと思います。
前野さんの最終話です。どうぞ、最後まで読んでみてください。
前野隆志さん
一般社団法人ウェルビーイングデザイン代表理事 慶応義塾大学大学院教授
昭和37年、山口県生まれ、広島県育ち。東京工業大学卒、同大学院修士課程修了。キャノン株式会社勤務、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶応義塾大学理工学部教授などを経て、現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。博士(工学)。研究分野はヒューマンマシンインターフェースから、幸福学、感動学、共感学、イノベーション教育、コミュニティーデザインまで、幅広い。『幸せのメカニズム―実践・幸福学入門(講談社現代新書)、『実践 ポジティブ心理学―幸せのサイエンス』(PHP新書)、『ニコイチ幸福学―研究者夫妻がきわめた最善のパートナーシップ学』(CCCメディアハウス)など著書多数。
幸福度を上げて困難を乗り越えよう
生きていれば、いろいろなことがあります。失敗してがっかりしたり、困難にぶつかり立ち止まったり、大切な人の死に落ち込んだり。そうした困難とされる経験をうまく乗り越えられずにいると幸福度は下がり、心の病につながりかねません。反対に、失敗や苦しさを次に生かそうと前向きに捉えられると幸福度は上がっていきます。これを学術的には「心的外傷後成長」と言います。苦しいことを何とか頑張って乗り越えると、人は強く幸せになれます。
ですから、たとえ今苦しくても人生をあきらめないでください。人生とは、困難を乗り越え、視野を広げていく長い旅のようなものなのですから。
その点、幸福学は予防医学にも似ています。予防医学が発展する以前は、健康とは「結果」であり、人は病気の症状がひどくなると健康な状態へ治すために病院に行っていました。しかし、健康は「原因」でもあります。風邪をひかないように手洗いやうがいをしたり、運動をして体力をつけたりするなど、今では多くの人が自分の健康状態を把握して健康に気をつけています。
同じように、自分の幸福度を把握して「幸せに気をつけよう」という時代がすぐそこまでやってきています。人生という旅の途中でどのような困難に出合っても乗り越えられるように、普段から自分の強みやポジティブな考え方などを鍛え、心を幸せな状態にしておくのです。
研究では、幸福度の低い人は視野が狭く、幸福度の高い人は視野が広く、創造性や生産性も高いことが分かっています。視野が広いということは、困難な状況になっても、解決のためのアイデアがたくさん出てきます。何があってもきっと乗り越えて成長できるはずです。そしてその先には、困難さえもすべてのことに感謝という究極の世界が待っています。
人生に無駄なことは一つもありません。すべては学びのヒントであり、幸せへのきっかけです。長い人生、健康に気を付けるように、幸せにも気をつけて、もっと深く豊かな幸せを味わいましょう。
≪おわり≫
心の生涯学習誌『れいろう4月号』より
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