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ガンをもやっつける! 味噌は世界のスーパーフード①

公開日:2019年05月29日 カテゴリー:ブログ, 健康のお話, 食の話

 皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 日本人の9割が好き!と答える『味噌汁』。

その味噌研究の第一人者である広島大学の渡邊名誉教授の記事が、食の雑誌に載っていました。

このお話は、私も10年ほど前に聞いていて、お客さんにも味噌パワーの凄さをお話していました。

 とっても興味深く、面白いお話ですので、ぜひじっくりお読みくださいませ。

味噌研究30年の広大名誉教授 渡邊 敦光さん(わたなべ ひろみつ)

1940年福岡県生まれ。広島大学名誉教授。理学博士。熊本大学理学工学部卒業、九州大学院博士課程理学研究科修了。広島大学原爆放射線医科学研究所で助手、助教授を経て、1996年教授に。2004年から名誉教授。この間、米国ウイスコンシン大学客員教授、英国@あたーそんガン研究所客員研究員も務める。著書は『味噌力』(かんき出版)、『味噌をまいにち使って健康になる』(キクロス出版)『味噌大全』(監修、東京堂出版)。

 半年~2年間熟成に効能

1300年も愛されてきた

日本人と深い関係のある味噌は、渡邊さんによると、1300年も前から食べられてきました。

保存や携帯にも優れた味噌は、戦国武将にも好まれ、豊臣秀吉は高値で農民から買い取った味噌を兵隊に与えました。

「兵隊たちは腰に味噌玉をぶら下げて戦をしました。お腹が空いたら、陣笠に水を入れて味噌玉を溶けば、味噌汁ができる。味噌は大事な武将の糧だったのです」

また、城の壁に味噌を塗り、籠城した人々が壁を食べて飢えをしのいだ、というエピソードも伝えました。

味噌の効能は昔からよく知られ、「江戸時代の『本朝食鑑』には、便通をよくする、元気が出る、血をつくり血行を良くする、お酒の毒を防ぐ、血圧を抑える、からだをツヤツヤさせる。痛みを止める。吹き出物などを防ぐ。食欲をそそる、発熱を下げる、寒気を温める、気性の強い人を和らげ、弱い人は盛んにする、せっかちな者は緩やかにするなど、まさにすべてに効果があるように書いてあります」。

「味噌が1300年も続いているのは、非常にいいものだったからだと確信しています」と渡邊さん。一方、それほど日本人に愛されてきた味噌汁=「おみおつけ」が、第六版の広辞苑までは「御御御付」と表記されてきたのに、新しい第七版で「御味御付」になってしまったことを嘆きました。

肺や胃、大腸などのがんに

肺がんというと、喫煙が大きな原因です。

「『癌』という字は、三つの病と書きます。食べすぎ、飲みすぎ、もう一つはタバコの吸いすぎです」

実際、アメリカの調査では、第一次世界大戦中から男性の喫煙者が増えると、その20年後に肺がんが増えています。女性は、第二次世界大戦後のウーマンリブを機に吸い始めると、同じように20年後に肺がんが増えました。

ところが、日本人を対象にした研究で、味噌汁をよく飲む人ほど、喫煙者・非喫煙者ともに肺がんによる死亡率が低下することが分かっています。

渡邊さんらが、発がん物質を与えて肺腫瘍(腺がん)をつくったネズミに味噌を与える実験をしたところ、普通のエサと発酵初期の味噌を与えたネズミより、普通のエサと半年熟成した味噌を与えたネズミのほうが、ガンの抑制に効果があることが分かりました。

「肺がんのうち、扁平上皮がんはタバコが原因のがんで腺がんは化学物質でできるがんです。熟成した味噌だったら、腺がんが減ってきます。熟成というのがものすごく大事なんです」実は、熟成した味噌が有効というのは、他の多くのがんにも共通しています。

講演で渡邊さんが挙げたのは、胃がん、大腸がん、肝臓がん、前立腺がんでした。

10年熟成の効果はゼロ

放射線防御作用についても、熟成した味噌が効能を発揮します。長崎の爆心地そばで被爆した秋月辰一郎医師は、職員や患者らと味噌汁と玄米のおにぎりを食べ続けて診療に励み、その後も原爆症になることはありませんでした。

広島の原爆地でも大手みそメーカーの当時の関係者が、被爆した家族を探すために入市被爆したものの、焼け残った味噌を食べ続けた結果、やはり戦後も元気に暮らして長寿をまっとうしました。

そうした体験を知ったことで、渡邊さんたちは本格的な味噌の研究に乗り出しました。

注目したのは、「三日半で生まれ変わる」と言われるくらい細胞分裂の盛んな小腸です。強い放射線を浴びるほど、小腸では新しい細胞を生みだすことができなくなります。

一週間、味噌入りのエサを食べたネズミに高レベルの放射線を当て、その三日半後に解剖すると、放射線照射後も新しい細胞をつくり続けたのです。

一方、ふつうのエサを与えられたネズミと、味噌と同じ濃度の食塩入りのエサを与えられたネズミは、味噌入りのエサのネズミほどには、新しい細胞を生み出すことはできませんでした。しかも、味噌入りのエサの方が、照射後も長生きしたのです。実際は熟成期間の違う味噌を使っても行われ、2年熟成の味噌が最も効果が高く、次いで5年熟成で、10年熟成になると効果はゼロでした。

がんの抑制でも、味噌の種類にかかわらず、半年~2年間熟成のものが一番効果があるそうです。

放射線防御作用の利用法として「CTスキャン検査を受ける際に、検査の1週間前ぐらいから半年~2年間熟成の味噌を食べて、検査後も味噌を食べ続ければ、(がん発症のリスクが高まるとも言われる)放射線障害を抑えられるのでは」と渡邊さん。

≪続きはまた次回に…≫

マクロビオティックマガジン musubi6月号より

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