「腹が立つ!」は、どんな心情から起こるのか?②
皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ25年 宮崎市の漢方相談薬局・漢方の麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、昨日に続いて、カウンセリングの中で、「腹が立つ!」という怒りの感情はどこからきているのか?についての、二つ目の答えについてお伝えしたいと思います。
例えば・・・ ご主人様・奥様に腹が立つとか、子どもに腹が立つとか、職場の人に腹が立つなど、いろいろなことがあったり、いろいろなことを言われたりしたら腹が立つこともあるでしょうね。
その「腹が立つ!」という怒りの感情は、どこからきているのでしょう?
二つ目の答えは、【自分の気持ちが相手に分かってもらえていない】ときです。
この内容をお伝えすると、大半の奥様方は大きく頷かれます。それは、私を含めて男性方はこの部分に意識をあまり持っていないからなのです。一般的にご主人様は奥様から相談を受けたり、悩みを聞いたときに、自分がどう判断してどう結果を出せばよいかを考えて行動します。それは、責任感がある素晴らしい行動なのですが、奥様からすると「それはそれで有難いけど、私の気持ちを分かってほしい」という気持ちは残ったままで、辛い、悲しい気持ちは消えないままで心が癒えていないことが多いからなのです。
立場がある人や責任感が強い人ほど、状況を変える力がありますので、何とかしてあげようと行動するのですが、その前に相手の方の気持ちに寄り添っていくことのほうが、何倍も大切なことのほうが多いのです。
心が寄り添ってもらっていて、自分の求める答えが返ってきたとしたら最高ですよね。その時の状態は、
気持ちはYES、答えもYES
しかし、なかなかどちらもYESにならない時に、
気持ちはYES、答えはNO
気持ちはNO、答えはYES
のどちらのほうが、気持ちがよくて心が安定するか?が大切なポイントなのです。
気持ちはYES、答えはNO
は、物理的には解決されてはいませんが、精神的には穏やかで癒されています。一方、
気持ちはNO、答えはYES
は、物理的に解決したとしても、精神的には解決してはおらず、心は不安定のままなのです。
例えば、お金を出してあげたくても出してあげられない状況の中で、せめて気持ちだけは寄り添う場合と、お金は出すけど気持ちは寄り添おうとせずに、相手のことを悪く言ったり、ひどく非難したりしている場合では、どちらのほうが人間関係が円滑になるかという話です。
前述の男性のように、女性の求める答えを出したんだから何を言ってもいいだろう!みたいな感じで、一般に夫婦の場合は、ご主人様が奥様の気持ちに寄り添っていないパターンが多く、せっかく求める答えを出しても「腹が立つ!」という怒りの感情を持たれたままの結果に終わってしまう、まさにもったいない状況の人が多いのです。
それではどうすればよいかと言いますと、相手のお話が一通り終わるまで真剣に頷いてただただ聴くことです。それが数分間なのか、数時間なのかはその人によって違うでしょうが、最後まで、相手が満足するまで何も言わずに聴くのです。
その姿勢が相手の心を動かし、そこから信頼が生まれ、人間関係が良くなっていくのです。
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