病気を治すコツ NO.1
昨日の夜、男性の方から「もう2ヵ月咳が止まらない。病院に行ってありとあらゆる検査をしてみたが原因が分からず、薬をもらってのんだけれど止まらないので何とかして欲しい。」と相談がありました。
年齢は働き盛りの48歳、責任のある役職を任されている方で、これはもう不治の病にかかってしまったと深刻なご様子…
私は、検査をして何も異常が無かったら安心して治療が出来るじゃないですか…とご様子を聞いてみました。
咳の原因は大きく以下の通りに分けられます。
[1]ウイルス性の咳
[2]水分代謝の悪い人の咳
[3]血行が悪い人の冷え咳
それに、もともと気管の弱い人(風邪をひいたら咽からくるタイプ)やストレスの多い人は咳を誘発しやすくなってきます。
いろいろとお話を聞いて「本人も原因がウイルスだったらあれだけ抗生物質をのんだんだから治まってもいいはずですよね。最近、朝夕が冷えてきたし職場がクーラーガンガンだしね。小さい頃から咽が弱く扁桃腺を腫らしたり、今でもよく風邪をひくんですよ…」など私には充分な情報が集まりましたので、1週間分処方をお渡ししました。
何回も言う様ですが原因(病因)を見極める事が一番大事。
「病院ではこんなに時間をかけて詳しくお話を聞いてくれなかったよ。」と帰り際に言われたので、「病院は患者さんが多くて外で待っているから1人に1時間は掛けられませんよ。」と答えましたが、これからの時代は経営的に効率は悪くてもひとりひとりの患者さんを大切にして満足していただける相談が不可欠ではないかな?と感じました。
1週間後にこの男性が笑顔で来られることを楽しみにしています。
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