2012年4月のコラム
第84回選抜高校野球が3月21日から開幕し、今月4日に幕を閉じました。今回の大会は、長男の通っている高校が出場するということもあって、私も昨年までPTA役員をしていましたので、35年ぶりに甲子園に応援に行ってきました。
小学生の頃から野球小僧だった私にとって、今でも甲子園は憧れの聖地で、球場にいて野球を見ているだけで沢山の元気をもらいました。長男の高校は残念ながら初戦で敗れてしまいましたが、短い練習時間の中で鍛え抜いた高校生らしい溌剌としたプレーに私も精一杯の声援を送りました。
今大会は東日本大震災からちょうど一年でしたが、抽選で見事一番くじを引いて選手宣誓をしたのが宮城県の被災地“石巻”からやって来た石巻工業高校の阿部主将で、その素晴らしい選手宣誓に心から感動しました。
「東日本大震災から一年… 日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には、苦しくて心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです。しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気そして笑顔を。見せましょう、日本の底力、絆を。(後略)」
私も今年1月に宮城県と岩手県の被災地に行って来たばかりでしたので、その光景を思い出し目頭が熱くなりましたが、この阿部主将の宣誓は被災地の方だけでなく、日本全国で難病や不妊症等で悩んでいる方々にも大きな勇気を与えてくれたように思います。大きな幸せが出来るだけ早く皆様の元に来ますよう心から願っています。
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