長寿や若さを願った日!
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
またまた、大型で強い台風が九州に近づいています。宮崎に最接近するのは明日だと予想されていますが、今朝から雨脚が強く、雨音で目が覚めました。皆様にも台風の被害がないことを願っています。
さて今日は、今月の9日(9月9日)に書きたかった【節会(せちえ)】についてお話したいと思います。
1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日は、日本の宮廷において【節会(せちえ)】と呼ばれる宴会が開かれていました。江戸時代にこれらの日を公的な行事として祝日と定めました。
それが、1月1日の人日(じんじつ)の節句、3月3日の上巳(じょうい)の節句、5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕(たなばた)の節句、9月9日の重陽(ちょうよう)の節句の五節句です。
この五節句には、「御節供」と呼ばれた節句料理を食べていて、その中でも最も重要とされる1月1日の人日の節句の祝儀料理を『おせち』としてお正月の三が日、もしくは七日にかけて食べるものを指すようになりました。
それぞれの節句料理は、
1月7日・・・七草がゆ
3月3日・・・菱餅や白酒
5月5日・・・菖蒲酒、柏餅
7月7日・・・素麺
9月9日・・・菊を浮かべた菊酒
漢名 | 日付 | 和名 | 節句料理 |
---|---|---|---|
人日(じんじつ) | 1月7日 | 七草の節句 | 七草粥 |
上巳(じょうし) | 3月3日 | 桃の節句・雛祭 | 菱餅や白酒など |
端午(たんご) | 5月5日 | 菖蒲の節句 | 菖蒲酒。菖蒲湯の習俗あり。関東では柏餅、中国や関西ではちまき |
七夕(しちせき) | 7月7日 | 七夕(たなばた) | 裁縫の上達を願い素麺が食される(織姫も参照)。 |
重陽(ちょうよう) | 9月9日 | 菊の節句 | 菊を浮かべた酒など(菊酒も参照)。 |
≪重陽≫
ここで、重陽の節句について、詳しくご説明したいと思います。
古代中国の陰陽思想では、奇数のことを「陽数」と言ってめでたい数とされ、「九」は天を表す最高の陽数で、九月九日は陽数が重なり「重陽(ちょうよう)」と呼ばれました。
天武天皇の頃に日本に伝わり、宮中行事として定着し、平安初期、九月九日は観菊の宴が催されました。「菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句につきものの菊は、別名、翁草、千代見草とも言い、長寿をもたらすおめでたい花とされ、旧暦では菊の咲く季節、菊を飾り、菊酒を飲み、不老長寿を願いました。
平安貴族の間では、菊の被綿(きせわた)と言って、前の晩に菊の花に真綿をかぶせ、香りと夜露をしみ込ませた綿で顔や身体を拭いて、長寿や若さを願うことが行われていました。菊酒は長命長寿をもたらし、菊の香りは邪気を払う厄除けとされています。
菊の花は下より濃い色から淡い色と活け、一番上に真っ白な菊を天に向けて活けます。「我の心を無くして、天の声やご先祖様の声を聞きます」ということを表します。菊の花、菊の掛け軸、菊酒、菊の和菓子など「菊尽くし」でお祝いし、家族の健康長寿を祈りながら、心を込めてしつらえます。
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