いよいよ明日オープン! 特集)見えなくなって見えたもの④
皆さん こんにちは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
皆さん、いよいよ明日から「くすりの麗明堂」が、『漢方の麗明堂』として生まれ変わります。
オープン前日なのに、まだ私のカウンセリング室だけは片付いていませんのでお見せできませんが、お店全体の雰囲気をお伝えできればと思います。
どうぞ、明日からよろしくお願いします。
盲目のセラピスト
幸せの入り口屋初代当主 西亀 真さん
昭和32年、広島県三原市生まれ。高校卒業後、大阪にある大手百貨店に入社。コンピューター部門でシステムエンジニアとして勤務。平成7年、治癒不可能とよばれる目の難病「網膜色素変性症」を発症。視力・ 視界が失われてゆく中、関西カウンセリングセンターで資格を取得、社員初の産業カウンセラーに抜擢、任命される。現在、全国各地での講演活動と大阪市内にて「心眼塾」を開講中。著書に『幸せの入り口屋いらっしゃいませ』(ごま書房新社)がある。
~見失った人生の扉探しませんか~
何百倍の「ありがとう」(前回の続き)
記者)盲人の方々へのカウンセリングですか。
西亀さん)いえ、ほぼ一般の晴眼者の方々です。じきに目が見えなくなると分かって、カウンセリングを学び始めたとき、師匠にこう言われました。「西亀さん、目が見えないのは武器よ。相手からみたら、自分の顔が見られないのだから、何を話しても安心じゃない」。目が見えなくなったからこそ、役立てることがある。そう気づかせてもらったんです。
私も見えないからこそ相手の表情にとらわれず、美人にごまかされず(笑)、心の眼で聴くことができます。初めてお会いした時「ここでは泣いてもいいし怒ってもいい、悪口を言ってもいい。誰かを嫌いだと言ってもいいんですよ」と私が伝えると、いきなり泣きだされる方もいます。孤独を感じている方がいかに多いかを実感しますね。
壁と思うか扉と思うか
記者)西亀さんのカウンセリングルームは「幸せの入り口屋」というそうですね。なぜ「入り口」なのですか ?
西亀さん)これは私に、盲人として生きる指針をくださった、盲学校の元教師の方の言葉がもとになっています。「両目の視力も両手も失いながら、唇で点字を読んだ」というその方は、点字を一度はあきらめかけた私にとっては、幻の人でした。その方と奇跡的に出会えたとき、「西亀さんへ、私の好きな言葉を書きます」と言って、点字に書いて渡して下さった言葉があるんです。「障がいを壁と思うか扉と思うか、それは本人次第」
障がいを〝壁″と思ったら前に進めないけれど〝扉″と思えば未来が開けます。これは障がいがある人だけでなく、人生に困難を抱えるすべての人に言えると思うんです。本当は誰にだって〝扉″はあるのに、すべて壁だと思い込んで、 未来が見えなくなっている人、多いんじゃないでしょうか。そんな方々のいろんな扉、「幸せの入り口」を一緒に見つけていきたいんです。かつて「すみませえーん」に言い慣れるための私のわがままな挑戦に、沢山の方々が付き合ってくださり、手を差し伸べてくださいました。当時は「ありがとうございます」というしかできませんでしたが、「旅が終わったら、必ず恩返しをさせていただきます」と思い続けてきました。
少しずつですが、恩返しができる今が、私はとても幸せです。この気持ちを多くの方に伝え、幸せを分かち合えたらと思います。
≪完結≫
心の生涯学習誌 れいろう10月号より
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