今日は、しょうがを掘ってきました!しょうがのお話
皆さん こんばんは! 子宝相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
今日は、久しぶりのお休みをとって、知人の畑でしょうがをいただきました。
「先生も掘ってみらんね~」
「いいんですか?」
ということで、実際に掘ってみました。
今、大ブームになっているしょうがは、皆さんほとんどの方が『冷え』を目的に食べていらっしゃるようですが、冷え解消を目的とするなら“スーパーしょうが”にして食べられることをお勧めしたいと思います。
スーパーしょうがとは、もちろんスーパーで売っているしょうがのことではなく、おばあちゃんが昔から使っている『カラカラに乾燥させたしょうが』のことを言うのです。
なぜ、生のしょうがよりも、乾燥したしょうがのほうが意味があるかと言うと、こんな実験結果が出ているのです。
『まず、普通の生のしょうがを食べて体の温度を測定したところ、指先の温度は上がったものの、体の深部の体温は下がってしまったのです。
一方乾燥しょうがで同じ実験をしたところ、指先の温度をかなり上昇させて、体の深部の体温も下げませんでした。つまり、乾燥させたスーパーしょうがには、体を温める力があることが分かったのです。』
この実験の種明かしをしますと、
生のしょうがには、ジンゲロールという辛み成分が含まれています。ジンゲロールは血液の中を流れ、手先や足先の末しょうで血管を広げる作用があります。
だから、血流が良くなって、手先や足先がポカポカしてきます。
しかし、これは深部にある熱を抹消(体のすみずみ)に送り出すことでもあるため、深部体温はやや下がってしまうのです。
一方、しょうがを乾燥させるとジンゲロールの一部が、ショウガオールという別の成分に変化します。
ショウガオールは胃腸の壁を直接刺激して血流を高め、深部の熱を作り出す働きがあるので、乾燥させたしょうがはジンゲロールとショウガオールの両方の働きで全身を温めることができるのです。
実は乾燥しょうがは冷えを改善するため、乾生姜として古くから漢方薬に使われているのです。
中国の薬学書にも乾燥しょうがは、
「寒冷腹痛を止める」 → お腹を温めることによって、お腹の痛みを止める
「中を温める」 → 中とは胃腸を中心とする消化器のことで、乾燥しょうがはズバリ胃腸を温めるのです
という薬能が記述されています。
しかし、同じしょうがでも、生のしょうがは中国の薬学書に、
「解熱作用がある」 → 熱をとる働きがある
と記述されています。
だから、生のしょうがは、お料理でも
「冷しそうめん」 「冷やっこ」 「焼きナス」 「冷や汁(宮崎では)」
夏の料理によく使われるのですね!
そういえば、私が子どもの頃、おばあちゃんの家に行くと、いつも庭に薄くスライスしたしょうがが干してあったのを、なるほどな~と懐かしく思い出しました。
私が今月、パソコンから24時間いつでも聞けるインターネットラジオでお話した『月を意識して妊娠力を上げる(約30分)』をよかったらお聴き下さいね!
http://www.omoraji.com/reimei.shtml
いつも、最後まで私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
このブログをご覧いただいている皆様のもとに、大きな大きな喜びとたくさんの幸せが訪れますよう、心からお祈りしています。
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つまり、同じしょうがでも生と乾燥ではまったくの別物だったのです。
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