心のこもった “おもてなし”
皆さん こんばんは! 子宝相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・麗明堂薬剤師の金丸です。
全国あちらこちらでインフルエンザが流行っていますが、皆さんは大丈夫ですか?
以前に、このブログで『私は自分のお店を開業してから、一度も風邪をひいたりしてご予約のお客さんを断ったことがないんですよ!』というお話をしましたが、今もまだ、高校2年の息子と共に記録更新中です!
さて、今日は、麗明堂スタッフの中で一番お姉さんでお料理上手の淀川さんが、わざわざお休みの日に『カウンセリングにお見えになるお客さんの御茶うけに…』と作ってきてくれた“キンカンのきび酢甘露煮”をご紹介したいと思います。(この後に、とっても簡単レシピをお伝えしますね!)
【淀川さんが作ってくれた キンカン きび酢甘露煮】
お正月のおせち料理の縁起物の一つとして登場するキンカンは、黄金色をしていることから『金柑』と書きますが、おせち料理には富み栄えるようにとの願いを込めて『金冠』とも書きます。
風邪の時期になると、昔から風邪のひき始めや、喉の痛み、咳にキンカンが効くと言われています。近頃では、『キンカンのど飴』としても有名ですよね。
とっても簡単レシピ 【キンカン きび酢甘露煮の作り方】
(材料)
きんかん 2㎏
きび酢 700ml
黒糖シロップ 486g
(きび酢と黒糖シロップは麗明堂にございます。)
(作り方)
1. きんかん(2㎏)のヘタを取って、よく水洗いし、切れ目を入れて水煮(100ccのきび酢を加える)する。
沸騰して、5分間煮て、お湯ごとザルにあげます。
2. きび酢(600ml)と黒糖シロップ(486g)を鍋で溶かし、キンカンを加えて沸騰して5分間煮る。
3. 冷めてから、又沸騰させて5分間煮詰める。
4. 冷めたら加熱殺菌した瓶に汁ごと入れて冷蔵庫で保存します。
(普通の甘露煮だと1.2.3.の煮る時間が30分くらい掛かりますが、きび酢を使うとあっという間にできますので、よかったら一度作ってみてはいかがでしょうか?本当に簡単ですよ・・・ 淀川談)
本当に皮も柔らかくて美味しいので、皆さんそんなに簡単だったら作ってみようかしら・・・ と、すでに数名の方がチャレンジされました。
昔から、風邪の妙薬としても知られているキンカンの外皮には、多くの有効成分が含まれていて、キンカンを丸ごと5~6個食べれば、1日に必要なビタミンCが摂取でき、又そのビタミンCの吸収を助ける働きのあるヘスぺリジン(ビタミンP)も多く含有しています。ヘスぺリジンは、みかん由来のポリフェノールで、柑橘類の袋やすじに多く含まれて、毛細血管の強化や抗アレルギー作用、発がん抑制作用があると言われています。
またキンカンの外皮には、気管支の筋肉を弛緩する働きのあるシネフリンという成分も含まれていて、私たちが漢方の生薬で使う『陳皮』の喉の炎症を抑える働きは、みかんの皮にも含まれるこのシネフリンの成分だろうと言われています。
だから、果肉よりも皮の方にこれらの栄養がたくさん含まれているキンカンを丸ごと食べるのは、まさに冬の健康維持には打ってつけなのですね!
宮崎は、キンカンがよくとれて、とても有名なのですが、私も子どもの頃は臭いと味が嫌いで食べませんでした。でも、淀川さんの作ってくれた“心のこもった愛情キンカン”は、甘すぎず、酸っぱ過ぎず、まさに絶妙な美味しさなので、お客さん用のキンカンを秘かに毎日一つずつ、摘んで食べています。
麗明堂に勤めて16年。いつも優しい笑顔でみんなの心を癒してくれる淀川さん、本当にありがとうございます。子宝相談にお見えになるご夫婦にとって、やさしいお母さん的な存在の淀川さん… これからも体を大切にして、いつまでも麗明堂を支えてくださいね!
明日から2月に入り、一歩一歩春に向かっていますが、まだまだ寒い日も続きますので、皆さん風邪をひかれませぬようお体には充分ご自愛くださいませ。
今日も、最後まで読んで頂きありがとうございました。
毎日、私のブログをご覧いただいている皆様のもとに大きな大きな喜びと幸せが訪れますよう、心からお祈りしています。
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