『お醤油のルーツ』について
私は、昨日から勉強会で東京に来ています。
いつもと航路が違っていたようで、窓から見える景色が新鮮で、駿河湾から臨む富士山をカメラに収めました。
【中央左手に見える頂の白い山が富士山です。右端は伊豆半島です。】
そして、今から3年前に土石流で39名の犠牲者を出した伊豆大島の上空を通りました。
真夜中の土石流が発生したのは2014年10月15日のことでした。もうあれから2年半が経ちますが、犠牲者の皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
【ここが伊豆大島です。中央に見える山が三原山です。】
東京駅で、ハガキを出そうとポストを探していたら、東京駅のシンボル屋根が付いているおしゃれなポストを見つけました。遊び心があって、何だかとても楽しい気分になりました。
【東京駅らしいおしゃれなポストです!】
【東京駅は1914年、今から100年前につくられたのですね!】
さて、今日は機内誌に書いてあった『醤油のルーツ』について、お話したいと思います。
一人暮らしの男性でも、ほとんどの人が持っている調味料といえば『醤油(しょうゆ)』
醤油発祥の地は、きっと千葉県野田市あたりかな… と思って読んでいましたら、実は和歌山県湯浅町だったようです。
鎌倉時代の初め、一人の禅僧が伝えた金山寺味噌をつくる過程で生まれたのが、醤油のはじまりだったそうです。その後、江戸時代に湯浅町から房総半島に向かう樽廻船(たるかいせん)に乗って千葉県から関東地方、そして日本全国に広まったということです。
昔から伝わり続けるものには、いろいろな深い思いが存在します。湯浅町の醤油蔵を見学に訪れる小学生に、職人さんは今でも「ここには、200年近く前から『蔵つき酵母』が棲みついているんだ。醤油を美味しくしてくれる神様だよ」と説明されていることを聞き、歴史と伝統があるものは、さすが違うな… と思いました。
私が皆さんにお渡ししている漢方は、もっともっと昔、今から4000年も前から人々に愛され続けています。
その思いを私は皆さんに、そしてこれから未来の人々にもきちんと伝え続けていきたいと思います。
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