AMHが0.1未満(卵巣年齢が50歳以上)の方の自然妊娠の実例!
宮崎県 C.Yさん 36歳
私は約12年、看護師として主に未熟児の赤ちゃんの成長をお手伝いしてきました。赤ちゃんの生命力のすごさや、可愛さをたくさん知ってきた分、いつかは自分の子どもを… という思いはとても強いものでした。
結婚したのは30代半ば。早く子どもを! と気持ちは焦るばかり。結婚を機に退職した頃から、あれほど順調だった月経が不順になっていたので、病院で薬をもらいながら様子をみましたが、基礎体温をつけてみると無排卵月経の状態でした。その後、黄体機能不全の診断を受け排卵誘発剤などを試してみましたが、いっこうに結果はでませんでした。
思い切って不妊専門の病院にかえたところ、そこでの診断は早期閉経の可能性でした。血液検査の結果は、FSH=54、E2=20、AMH=0.1未満(AMHは卵巣年齢を測る検査で5以下になと50歳以上に相当する)で医師からは、
「あなたは妊娠は非常に厳しい… 治療しても効果はない!」
と、卵子提供の話までされてしまいました。まだ結婚して1年だというのに、自分の子どもを産めない事実を突きつけられ、はじめは信じられない思いでしたが、専門の医師からそう言われるのだから間違いないんだ… とただ涙が止まりませんでした。
私は現場で、重度の後遺症が残った赤ちゃんやそのご家族、何度も流産を繰り返してやっと生まれてきた子なのに亡くなるなど、たくさんの方と出会い、学ばせてもらってきました。だからこそ、自分に子どもができない体だという事実を受け入れなければならないと思いました。
主人は、「重い病気で治らないと言われた訳ではないでしょ。子どもがいなくても、これからの楽しみ方は別にあるよ。」と言ってくれました。しかし、私と結婚したばかりに父親になれない人生を歩ませてしまうのかと考えたとき、胸が詰まるように苦しく、女性としても情けない気持ちでした。
病院でカウフマン治療を受けることにし、その傍らインターネットで不妊症関連の検索をしました。
そこで出会うことになったのが、金丸先生でした。
はじめは、私みたいに重度の不妊症なんて無理だろう…と思っていたのですが、金丸先生は、
「大丈夫!良くなるから。人間の体はそんなに柔じゃないよ。」
と。その言葉で一瞬にして気持ちが楽になりました。その日から、私の妊娠しやすいために体づくりが始まりました。
私の体質に合わせて選んでいただいたホノミ漢方とショウキT-1、CK-5などの健康食品をすすめられ、もちろん漢方薬だけに頼ってはいけないという金丸先生の指導どおり食生活を見直し、冷え症克服のため毎日温泉に通い、温灸をし、なるべく22時には布団に入るよう心がけました。ほかにもインターネットや本で妊娠しやすいために良いというものをみつけては、取り入れるようにし、岩盤浴に行ってみたり、ウォーキングをしたりしょうが湯を毎日3回飲むなどやれることはなんでも試しました。私のように早期閉経と診断を受けた方が妊娠できたという家庭でできる遠赤外線療法のマットも使ってみました。
漢方薬の効果はゆっくりで個人差もあると分かってはいても、焦る気持ちは続き、知り合いの妊娠・出産の報告はうれしい半面、つらいものでもありました。
周囲の「赤ちゃんはまだ?」の言葉に傷つくことも多い中、病院での診断が忘れられずに、やっぱり私には妊娠は無理なのかもと落ち込んでしまうことが何度もありました。でも、5年後、10年後、後悔だけはしたくないと思いました。もし、本当に子どもを授かることができなくても、できる限りの努力をしていれば自分はやるだけのことはやったと思えると…
漢方薬をはじめ、毎月、金丸先生の電話相談でアドバイスをいただきながら5カ月。病院での治療に全く効果がないことにストレスを感じてきたため、病院をやめることにしました。最後の診察の日、思い切ってホルモン剤の注射を断ると医師からは、注射をやめてしまうと生理はこないよ。と言わんばかりに、「子宮が萎縮するよ。」と言われましが、自分が今やっていることを信じてみようグッと堪えました。
その翌月、「絶対に来ない!!」と言われていた生理が自然にきたのです。
初めて良い兆候を感じることができ、感激の瞬間でした。
さらに翌月には基礎体温が二層になり、平均体温が上昇して血液検査を受けなくても、ホルモン状態が良くなっていることが実感できました。
この調子なら、体外受精をすれば本当に可能性があるかもしれない。と思っていた月に体に変化を感じ、妊娠検査薬を試してみると、まさかの陽性反応でした。
今まで、まっしろな反応しか見たことがなかったので、数日は何度も何度も赤い線を確認しては、この私が自然妊娠できるなんて!夢じゃないだろうか?と病院のエコーで胎のうを見るまでは信じられずにいました。妊娠は漢方薬等をはじめて8ヵ月目のことでした。
考えてみれば、祖母が亡くなってすぐの出来事だったので授けてくれたのかも知れません。そう考えたとき、自分だけの力じゃないことがよく分かりました。
金丸先生に出会えたことはもちろん、自分に命をあたえてくれた両親、辛さをわかって支え続けてくれた主人、毎日、何不自由なく生活できている環境や食へのありがたさなど… 自分をとりまく全てのものに感謝する気持ちを忘れていたような気がしました。
私がこんな体になり、こんな思いをしてきたのは、それらを知るためだったのかもと思うようになりました。金丸先生がくださった、一つ瀬 鬼子母神のお守りにも力をいただいたので、いつかお礼参りに行きたいです。
今はまだ妊娠初期で、エコーでしか赤ちゃんの元気な様子は実感できませんがこんな私を母親として選んでくれたこの子に対し「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
私のように、赤ちゃんがほしくて頑張っている方がたくさんいらっしゃると金丸先生から聞いています。
この体験が少しでも励みになるのであれば幸いですが、一番大切なのはあきらめない気持ちだと思います。私はそれを身をもって学ぶことができました。治療で病院に長く通われている方がいらっしゃれば、お休みしてみるのも1つの方法ですし、もう少し自分の体を信じて体質改善を考えてみてください。
今は、この子をお腹の中でしっかり育て、無事に出産することが目標ですが、それが達成された後には、妊娠できずに苦しんでいる方のお役にたてるような活動ができたらいいなと考えています。