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2018年10月 コラム

公開日:2018年10月29日 カテゴリー:2018年, 麗明堂コラム

元NHKのアナウンサーで、現在千葉県で神社の宮司をお務めになられている宮田 修さんが書かれた「ごちそうさま」と感謝の心から紹介させていただきます。
子供の頃、母親にこんな質問をしたことがある。食事に豚肉料理が出たときだ。
私は「生きている豚を殺して食べるなんてよくない。豚がかわいそうだ」と口を尖らせながら言ったのだ。その時の母親の答えは、今でも思い出すと思わず笑みがこぼれてしまうのだが「心配ないよ。豚は人間に食べられるのが嬉しくて生まれてくるのだよ」であった。
その時は、母親がそう言うのだからそうなのだろうと特に反論はしなかったが、考えてみればとんでもない答えである。豚はそんなことを喜びに生まれてくるはずがない。
彼らも我々と同じように〝生″を全うしたいのだ。
当時の母親の心の中を懸命に探ってみると、当然彼女は、人間は生き物の命をいただいて生きなくてはいけないのだから、感謝しながら豚肉を食べなさいと言い たかったのであろう。子供の私に感謝の心を持ちなさいと諭したとしても、その時の私は理解できなかったであろう。それを母親は分かっていたのだ。そこで豚 は人間に食べることを肯定してくれたのだ。
そうしなければ私が豚を口にしなくなってしまう。それでは栄養を摂取できないと考えたのだろう。それでも母親は、食事の後は「ごちそうさま」と私に必ず言わせた。意味が分からなくても、形を整えることは忘れなかったのだ。
子供はその発達段階によって、理解できること出来ないことがある。もちろん私は専門家ではないので科学的ではないのだが、母親の私に対する接し方には〝知恵″を感じるのだ。
私は神職になって、人は皆幸せにならなければいけないと強く思うようになった。
満足して一生を終えたいものだと願うようになった。
その為ならば、 ほんの少しの〝嘘″や〝詭弁″があっても良いのではないかと思うのだが如何だろうか。

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