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特集 胎児に心はあるのか? ③「三つ子の魂百までも」

公開日:2018年07月05日 カテゴリー:人のからだについて

 皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。

 
 昔からの言い伝えで、【三つ子の魂 百までも】という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
3歳までに学んだことは、人間は百歳になっても忘れない・・・ という例えですが、ここで言う“三つ子”とは皆さんは何歳のことか?お分かりでしょうか?
 
 もちろん三つ子ですから3歳なのですが、昔の年齢の数え方は、現在の「満何歳」の数え方ではなく、「数えの何歳」という数え方をしていて、現在の年齢に1歳を加えて年齢を言っていたのです。
 それはなぜかと言うと、お母さんのお腹の中で十月十日(とつきとおか)の約一年間を過ごすわけですから、お腹の中での一年間を命のある期間として数えていたのです。
 
 今回の明和さんのお話の第3話は、まさにこのことを裏付けるような、とても興味深いお話です。
ぜひ、最後までお読みくださいませ!

 

生命尊重ニュースVol.35 4月号より

京都大学大学院教育学研究科教授 明和 政子(みょうわ まさこ)さん

富山県生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。京都大学霊長類研究所研究員、滋賀県立大学人間文化学部専任講師などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。専門は「比較認知発達科学」。主な著書に『霊長類から人類を読み解く なぜ「まね」をするのか』(河出書房新社)、『心が芽ばえるとき コミュニケーションの誕生と進化』(NTT出版)、『まねが育むヒトの心』(岩波書店)など多数。

 

胎児の脳の発達

 

 これまでの研究結果が示唆するのは、胎児期における触覚経験の重要性です。先述のように、触覚刺激を与えられると、新生児は脳活動を広範囲に促進しました。

 その理由を胎児期に遡って考えてみると、おそらく子宮の中は真っ暗で、視覚情報を処理する経験がまずありません。また、羊水に浸かっているため聴覚刺激も胎外よりは少ないでしょう。胎児が最もお腹の中で経験するのは触覚刺激です。

 

 エコーを用いてヒトの胎児を観察すると、自分の体やへその緒、お母さんの子宮壁などによく触れて学習していることが分かります。胎児が過ごす子宮内環境で蓄積していく経験が、胎児期からの脳発達を支えているのだと考えられます。

 

 ヒトの胎児の脳の構造上の変化としては、妊娠最後の2ヵ月で急速に大人の脳に近づきます。脳の容積が顕著に大きくなり、脳の溝も増えます。

 最近、世界で初めてチンパンジーの胎児のエコーを撮ること
に成功しました。そして、このように妊娠終盤に脳が爆発的に大きくなるのは、ヒトだけであることが分かりました。チンパンジーは8ヵ月、人間は9ヵ月ほどを子宮内で過ごして生まれてきます。妊娠22週までは、ヒトの胎児もチンパンジーの胎児も同じ速度で脳が大きくなります。

 ところが面白いことに、妊娠24週を過ぎたあたりから、チンパンジーの脳の容積の発達速度は急激に小さくなります。ヒトはその後も加速度的に脳を発達させていく。ヒトだけが妊娠最後の2ヵ月間に脳を発達させるのは、生存をかけた何かしらの意味があるのかもしれません。

 

 胎児の行動観察

 私は、胎児が子宮の中で何をしながら脳や行動を発達させていくのかを知りたくて、これまで150名の妊婦さんにご協力いただき、ヒトの胎児の行動観察を行ってきました。

 

 1982年の古い研究からですが、既に妊娠7~9週の間に、胎児は自発的に体を動かし始めます。妊娠10~12、13週位までには、四肢など、胴体以外の身体部位を動かすようになります。14、15週になると、今度は頭部運動をするようになります。表情の変化や呼吸運動も行い、パクパク口を開けたり、あくびのような動きもみられます。

 

 胎児の行動観察をしていると、胎児はお腹の中で意識的に動きながら、自分の身体や外界の学習をしているように感じます。外界に対する手指操作としては、へその緒を把握します。また、手がへその緒に届くことばかりではなく、手がへその緒に向かってうまく制御されているようにしか見えない場面も多い。自分の手をどう動かせばどういう結果が待っているのかを、予測しているかのようなふるまいです。

 

 自分の身体についても、多くの学習経験を積み重ねています。つま先や膝を手で上手に把握します。従来の教科書では、手と手を体幹の正中線上で合わせることが出来るようになるのは生後2ヵ月からと言われていましたが、実際には胎児は子宮の中で既にやっている、これまで生後2ヵ月まで見られないと言われてきた理由は、生後は重力の負荷がかかり、子宮内で学習してきた身体に関する知識(自己受容感覚)を再構成し直さねばならないからではないかと考えています。
 

≪つづく≫

 

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