「お月見く~だ~さい」
公開日:2002年09月22日
カテゴリー:ためになるお話
昨日は十五夜の日。私の住んでいる周辺の地区ではこの日に子供たちが「お月見くーだーさい。」と言ってお菓子をもらいにいく行事というか慣わしがあります。一昨日は家内がスーパーにお菓子をたくさん買いに行って、1人づつ渡せるように50人分のお菓子セットをビニールに詰めて用意をしていましたが、今年はその50人分のセットがアッという間になくなってしまったとか...
昔はおイモやだんごやその時期に自分の家でとれた果物(柿・栗・梨など)つまり『お供え』を子供たちに少しづつあげていたそうですが、それが今はおやつ=お菓子の時代でお菓子に変わってしまったのだそうです。昔からの慣わしが無くなりつつあるこの時代、こんな微笑ましい風習を残すことは私自身大賛成なのですが、何せ子供たちは近所の家を何十件も回るわけで買い物袋(大)数袋の白砂糖たっぷりのお菓子をもらい、数日で平らげてしまうのは如何なものか?と私の立場では考えるのです。
一昨日の夜、せっせと袋詰めをしている家内に「おイモを蒸かしたのでも入れてあげた方が子供のお母さんは安心するんじゃない?」と言ったところ「あなたは時代遅れね。そんなの今の子供たちが喜ぶ筈ないじゃない」と言われましたが、どうも納得がいかないまま毎年過ごすお月見の日。
竹熊先生のお話を聴いた後だけに、子供たちの喜ぶものを単にあげるのではなく、やっぱりもう一度昔にもどって、子供たちの身体に良いものを十五夜の話をしながら渡してあげられるといいなーと思いました。
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