2019年3月のコラム
先日、私の通った母校「広瀬小学校」で50分間健康のお話をさせていただきました。10年ほど前に中学校 のPTA会長をさせていただいたことがきっかけで、学校でお話する機会が多かったのですが、今回は自分が通った小学校ということで、当時を思い出しながら 懐かしくお話させていただきました。
頂いたテーマは、「早寝、早起き、朝ごはん」大人も良いとは分かっていながら中々実行できていないこのテーマについて、なぜやった方がよいのか・・・という観点からお話を進めていきました。
早寝、早起きについては、①体内時計を合わせてくれることから、健康という宝物をいただける。②アレルギー体質や心の病気、生活習慣病を治すのに役立 つ。③体温を上げる。④血やホルモンを造り、免疫力を上げる。⑤がんの予防にも役立つことをお話しました。実行のコツは、まず早寝をすることで22時まで に寝ることと、健やかな眠りにつくには就寝の2時間前からほんのりの明るさと、心地よい静けさを保つこと、そして自律神経の切り替えには2時間を要します ので、登校の2時間前には目を覚ますことをお話しました。
朝ごはんは、体にエネルギーを補給する目的もありますが、内臓が動くことによって自律神経の切り替えがスムーズになり、朝からの活動がしやすくなるので す。そして、何より耳寄りなお話は、朝食抜きで登校する子どもに比べて朝食をきちんと食べた子どものほうが学習成績もよく、授業を受ける態度もよいことが アメリカのアイオワ大学の調査で報告されています。
「早寝、早起き、朝ごはん!」子どもだけではなく、家族みんなで習慣にして健やかにお過ごしくださいね。