2018年4月 コラム
今年は例年よりも少し早い桜の時期を迎えましたね。
『言葉が人生を変える』と言いますように、言葉には、春風のように人の心を温かく励ます力もありますし、冬の北風のように冷たく凍えさせる力もあります。
人から優しい言葉をかけられれば、明るく穏やかな気持ちになり、励まされれば前向きに頑張ろうと思えます。逆に厳しく否定的なことを言われれば、暗い気持ちになり、自信ややる気が萎えてくるものです。
例えば、心の中に2つのコップをイメージして下さい。1つはきれいな水が入ったコップで、もう1つは泥水が入ったコップを想像するのです。もし、親が子 供の心を濁らせるような言葉「あなたはダメな子」「○○ちゃんよりできが悪い」「どうせ、できない」「どうしようもない子」など、否定的な言葉を言ってい ると、コップに濁った水がたまっていき、いつしか泥水があふれ出て、親や周りの人にも同じような否定的で厳しい言葉を言うようになります。そして、それが 続くと、荒れた態度や暴力的な行動をとったりするようになるのです。
逆に、子供に「あなたなら、できるよ」「すごいね」「よくできたね」「(失敗したけど)いい勉強になったね」など、前向きで肯定的な言葉を言ってあげると、もう1つのコップにきれいな水がたまってくるのです。
さらに、「ありがとう」「おかげで助かるよ」という感謝の言葉や「大好きだよ」「大切な子だよ」「宝物だよ」などの愛のある言葉を掛けると、きれいな水が どんどんたまってくるのです。そして、いつしか水があふれ出て、親や周りの人にも同様なことを言ったり、思いやりのある行動をとったりするようになるので す。
皆さんの大切な人と、元気で幸せな人生を送るための『春風のような温かい言葉かけ』今日から意識して一緒にやってみませんか?