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2015年6月のコラム

公開日:2015年06月08日 カテゴリー:2015年

先日、久しぶりに池田繁美さんの書かれた『素心(そしん)のすすめ』(モラロジー研究所出版 本体1,200円税別)を読んで、思わずハッとさせられました。それは、この本の中に「謙虚さがなくなる兆候」と題して14項目が書かれていて、今の私に幾つも 当てはまっていたからです。
・時間に遅れだす・約束を自分のほうから破りだす・挨拶が雑になりだす・他人の批判や会社の批判をしだす・すぐに怒りだす(=寛容さがなくなる)・他人の話を上調子(うわちょうし)で聞きだす・仕事に自信が出てきて、勉強をしなくなる・ものごとの対応が緩慢になる・理論派になりだす(=屁理屈を言う)・打算的になりだす(=損得勘定がしみつく)・自分が偉く思えて、他人が馬鹿に見えてくる・目下の人に対して、ぞんざいになる・言い訳が多くなる・「ありがとう」という言葉が少なくなる(=感謝の気持ちがなくなる)
 この本には、この後にこう書かれています。
「人は誰でも最初は謙虚です。その謙虚さこそが人間を成長させる原動力だと言えるでしょう。ところが、時が経ち経験を積んでくると、自信ができ、気持ちもゆるみ、心に歪んだクセがついてきます。すると、謙虚さを忘れ、成長は止まってしまうのです。 新入社員当時は皆、入社できたことに感謝し、なんとか役に立つようになりたいと真摯な態度で仕事に取り組んでいます。しかし、仕事に慣れ親しんでくると、自分が会社にいることは当然のことだと思い当初のような感謝の気持ちはもう抱けません。さらに、自分がいるからこの会社はやっていけているというように思い上がり、会社や上司の批判を始め、方針や規則をないがしろにするというようにエスカレートし始めます。まわりと調和することなく、自分の流儀を押し通していい気になってしまいます。自分の考えや行動がすべて正しく、意にそぐわないことは決して受け入れません。」
 しかし、今日から気が付いて『素直になって心の癖を正せば、もっといい生き方ができる』という訳です。私も薬剤師になって皆さんに先生と呼ばれ始めてから25年が経ちます。開局当初に父から「先生と呼ばれるからには人徳者でなければならない。お前はまだまだ。だから、しっかり道徳を実行して徳を積みなさい」と言われたことを、昨日のことのようによく覚えています。
 祖母の部屋の暖簾(のれん)に書かれてあった“実るほど 頭を垂れる 稲穂かな”の真の意味が近ごろになって漸く解ってきた様な気がしました。

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