2015年5月のコラム
麗明堂のお客様や地元の方々と、毎月行っている道徳の勉強会『ひまわり会』が、先月10回目を迎えました。昨年の7月から始めましたので、指を折って数えたら10回になるのですが、改めて続けることの大切さを感じました。
今回は、先月のひまわり会で私がお話しました『良いことが起きても、悪いことが起きても幸せになれる人』についてご紹介させて頂きます。
「普通は、良いことが起きた時に幸せになれると思うんです。しかし、裏を返すと、良いことが起こらなければ幸せにはなれない訳で、それでは幸せになれるかどうか?は他力本願なのです。
しかし、道徳を実行している人は、もし悪いことが起きた時にも幸せになれるんです。そこが、この道徳の素晴らしいところなんです。何故かというと、悪いことが起きた時に、どうしてこの様なことが起きたのか… を冷静に見つめ直し、分析して、自己反省をしていきますので、どんなことが起こっても自分自身が成長できるのです。良いことが起きても成長し、悪いことが起きても成長する。つまり、どんなことが起きても成長できる人になれるのです。
今、何故このタイミングで、私にこんなことが起きているのか?何の意味があるのか?と分析することを、私は“謎解き”と言っています。原因を見つける謎を解く訳ですから、サスペンスドラマをよく見ている人は、この謎解きが得意かもしれません。でも、この時に大切なことは自分の主観を入れないこと。例えば、自分は 絶対に悪くないのに…などの主観や感情を入れると視野が狭くなり、本当の答えが見えなくなってしまいますので、冷静にいろんな角度から見つめることが大切です。
一度しかない人生を、起こることによって不幸になってしまってはたまらない!そう思う人は、私の勧める“謎解き(心の訓練)”を続けてみてはいかがでしょうか?
オリンピックで金メダルをもらう選手は、血の滲むような激しい練習をしていますし、救命救急士は、厳しい訓練を毎日しているから、いざという時に現場で人を救えるのです。しかし、幸せに なりたい人が、激しい練習や厳しい訓練や練習をしているという話を、私は聞いたことがありません。だから、自分の人生を幸せに過ごすために、道徳を学んで、正しく実行して、自分の心の訓練をして幸せに生きましょう!とお勧めしているのです。」
スポーツでも練習で流した汗はウソをつかないように、心の訓練をした分だけ幸せになるのです。
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