2015年12月のコラム
先月、日本で指折りの心理カウンセラー武藤清栄先生(東京メンタルヘルス所長)の講義を聞いてきました。私たちが、いろいろな『感情』をなぜ持つのか?というお話がとても分かりやすくとても理解しやすかったので、その内容をご紹介させていただきます。
皆さんも、普段喜んだり、怒ったり、悲しんだりなどの感情を持つことがあると思いますが、その感情がなぜ起きるのかを考えたことがありますか?
その答えは、これらの感情は「欲求や期待との関係」によって殆どが無意識のうちに生じるのです。例えば、
①喜びは、期待しているものが、手に入った時の状態の時に起きると言われています。
②不安は、期待しているものが、手に入らなかったらどうなるだろうと思う状態の時に起きると言われています。③怒りは、当然手に入ってくると思ったものが手に入らなかった状態の時に起きると言われています。
④悲しみは、期待しているものを失ってしまう(しまった)状態の時に起きる(=喪失感)と言われています。
⑤苦しみは、期待していることにチャレンジしているが、それがうまくいかない状態の時に起きると言われています。
つまり、このようなことを知らないまま自分の感情をコントロールできないことによって、私たちは必要以上のストレスを抱えてしまうのだそうです。私たちは毎日いろいろな感情を持ちながら生活していますので、どんな時にプラスの感情を、どんな時にマイナスの感情を持ちやすいかを知り訓練をしておくと、自分の心をうまくコントロールできて、今よりもストレスの少ない毎日を送ることができると思います。ぜひ自分の心を、上手にコントロールしてみて下さいね!
コメントを残す