2013年2月のコラム
“祈り”には、本当に凄い力があるようです。
1988年に、ランドルフ・バードさんという心臓外科医の方が行った『祈り』についての凄い実験があります。
アメリカのサンフランシスコ総合病院で、10カ月に渡って行われた祈りの実験の結果です。
393人の冠動脈系疾患の患者さんを無作為にAグループ192人とBグループ201人の2つのグループに分け、両グループとも現代の医学で出来得る最高の治療を同じように施しました。
Aグループの192人の患者さんに対してだけは、募集したクリスチャンの人達から、患者さん1人につき5~7人に祈ってもらいました。クリスチャンの人達には、患者さんのファーストネームと病状だけが知らされ、祈り方は自由でした。また、患者さんや医師や看護師にも、誰が祈られているかは、全く知らされていませんでした。
すると、その後の患者さんの経過に驚くべき変化が現れて、クリスチャンの人達に祈ってもらったAグループの患者さんは、抗生物質の投与量が5分の1に減り、肺気腫になった人が3分の1に減り、うっ血性心不全になる確率が60%も低くなり、心臓停止になる確率も低くなり、気管内挿管をした人が、祈られていないBグループでは12人いたのに対し、祈られていたAグループでは1人もいなかった、などの有意差が出たそうです。
遺伝子の研究において、世界的にも有名な分子生物学者で筑波大学の名誉教授の村上和雄博士は、2002年に「心と遺伝子研究会」を立ち上げ、心の働きが遺伝子に影響を与えることを確かめておられます。『愛』や『感動』などのポジティブな心の動きが、眠っている遺伝子をONに変え、「祈り」が遺伝子に影響を与えることを研究されています。
その村上和雄博士の生い立ちから現在の研究までを追ってドキュメンタリー作品に仕上げた映画『祈り』が、3月9日(土)の1日だけ宮崎市民プラザで上映されます。この映画を作られた白鳥哲監督のお話も当日聞けますので、私もとても楽しみにしています。(詳細は、同封の黄色いプリントをご覧下さい。麗明堂にもチケットがございますので、どうぞお早めに!)
白鳥 哲監督の著書【世界は祈りでひとつになる】も、是非読んでみて下さいね。
コメントを残す