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2012年8月のコラム

公開日:2012年08月10日 カテゴリー:2012年

皆さんは、良い行いをしたときに、相手や周りの人に良く思ってもらえなかったことはないでしょうか?良い行いをするときにこそ、相手のことや周りのことをしっかり考えて行動することが大切です。
先日私が読んでいた本の中に、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんの相手や周りの人のことを考えたとても良いお話がありましたのでご紹介させて頂きます。
鍵山さんは選挙事務所へ応援に行く際に、必ず地元のスーパーで差し入れの品を購入するそうです。買い出し時間は決まって閉店間際で、売れ残っているパンとおにぎりを全部買い込んで、事務所へ届けるのです。選挙を手伝っている人たちは、差し入れのパンやおにぎりを喜んで食べますし、スーパーの人も売れ残るところだった商品が全部売れたのですから助かって嬉しいでしょう。そして、もう一つ鍵山さんの素晴らしいところは、さらに周りの人の事も考えて行動していることです。鍵山さんが買い出しの時間を閉店間際と決めているのは“ほかのお客さんが自分より後に来店して、買いそびれることのないように”との配慮からだということです。
 鍵山さんは「差し入れ」という行為の一つをとっても相手や周りの人を思いやる想像力を働かせて、差し入れを渡す相手のことはもちろん、スーパーやそこへ買い物に来るお客さんまで含めて、誰も不利益を被らないように配慮しているのです。
 江戸時代の中期から日本各地において行商で活躍した「近江商人」の教えの中に“三方よし”という考え方があります。 商売を行うには自分が良いだけではなく、相手も良し、そして世間も良しの三方よしでないと長続きはせず、皆様に喜んではもらえないという教えで、この考えに基づいた近江商人の企業が今でも伊藤忠、丸紅、高島屋、日本生命、ワコールなど現在でも数多く存在するのだそうです。
 私たちは素直に良いことをしたつもりでも、相手や周りの人は一人ひとり、立場や境遇も異なるので、物の見方や考え方も違っていて、思うように結果がでない事もあるでしょう。そんな時には、今一度“三方よし”の考え方に照らし合わせて、せっかくの善意を生かしてみては如何でしょうか。

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