2010年2月のコラム
公開日:2010年02月13日
カテゴリー:2010年
皆さんは、「スイカ、かぼちゃ、ゴーヤー、キュウリ」はどのような漢字を書くのかをご存知でしょうか?
共通する漢字は『瓜(うり)』で、答えは順に「西瓜、南瓜、苦瓜、胡瓜」と書きます。
西瓜、南瓜、苦瓜は漢字を見れば大体その意味が分かるのですが、キュウリは何故『胡瓜』と書くようになったのでしょうか?
語源は【中国の胡という西北地区で採れる瓜】という意味だったようですが、『胡』という字は訓読みで読むと「えびす」と読み、恵比須様の笑っている目の形が三日月の古い月の形に似ていることから『胡』の字をえびすとも読むようになったと言われています。
近ごろスーパーに並んでいるキュウリは昔のような三日月型ではなく、箱詰めしやすく切りやすく消費者に買ってもらいやすいという理由で、きれいな真っすぐのキュウリが売り場の大半を占めています。
以前、息子に胡瓜の話をしようとした時に、恵比須さんの目と今のキュウリの形が違うので説明しにくかったのを覚えています。
私たちが考え方や価値観を変えるだけで本来の姿に戻せるものは沢山あるはずです。これから数十年後に、未来の子供たちから「昭和の時代までは○○だったらしいね~」と言われないためにも、私たち一人ひとりが本来の姿に意識を持って行動していかなければならないなーと思います。
曲がっているキュウリの方が美味しく感じるのは、私だけでしょうか?
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