2009年7月のコラム
いよいよ暑い夏がやってきましたね!
夏になると気温が上がりますが、私たち人間の体温は上がりすぎないのは何故でしょうか?
それは、汗を出すことによって体温を下げてうまく調節しているからなのです。
それでは、その汗を出す汗腺の数は 一体どの位あるのでしょうか?
正解は一人当たり約200万個だそうですが、普段から汗のかく機会の多い暑い南の国の人は約250~300万個と多く、あまり汗をかかない寒い北の国の人は約150万個と少ないのだそうです。それともう一つ、この汗腺には特徴があって、汗腺は生後必要に応じて数が増えていきますが、大体2歳頃までには作り終えるのだそうです。
昨年の9月、子供の中学・高校の運動会の時に驚いたのは、救護テントの中に熱中症で十数人の生徒が横になっている事でした。
運動会を見に来ている方の中にはご年配の方もたくさんいらっしゃったのですが、救護テントの中は生徒ばかりで、意外と保護者のほうが汗をかきながらも平気な様子でした。
その理由を皆さんもお気付きになられたでしょうが、赤ちゃんの時に夏は暑くて“あせも”が出来てはかわいそうだからとエアコンで調節された涼しい部屋の中で過ごした子供たちが 大きくなって、炎天下の運動会で汗を出して体温を下げたいのに、汗腺が育っていないために上手く汗が出せずに熱がこもってしまうのです。
今、赤ちゃんを育てていらっしゃる方、そしてこれから赤ちゃんを産んで育てられる方は、あせもが出来てもきれいに治せますので、是非汗をいっぱいかかせて、逞しいお子さんに育てて下さいね。
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