2008年8月のコラム
今年は4年に一度のオリンピックの年。
今回は8月8日から中国の北京で開催されます。私が記憶しているのは、日本など数多くの国が参加をボイコットしたモスクワ大会からですが、皆さんはオリンピックはいつ頃から行われているかをご存知でしょうか?
オリンピックは、実は古代オリンピックと近代オリンピックがあり、古代オリンピックは紀元前9世紀ごろからギリシャのエリスで行われました。
オリンピックという名は、エリスの祭神であるゼウスの神殿がオリンピアにあったことから名付けられたそうです。
そして近代オリンピックは、古代オリンピックの火が途絶えて1500年経った1892年にフランスのクーベルタン男爵がオリンピックの復興を提案し、第1回大会が1896年にギリシャのアテネで開催されました。
ですから今回の北京オリンピックは近代オリンピックが始まってから29回目の大会となるのです。
また、オリンピックの象徴でもある五輪のマークはクーベルタン男爵が考案したもので、世界の5つの大陸(青-オセアニア、黄-アジア、黒-アフリカ、緑-ヨーロッパ、赤-アメリカ)と5つの自然現象(水、砂、土、木、火)とスポーツの5大鉄則(水分、栄養、技術、体力、情熱)を5つの輪で表現していると言われています。
今回は長野で行われた聖火騒動や中国各地でのテロなど物騒な事件が多く、大会が無事に行われることを祈るばかりですが、競技の後にお互いの健闘を称え合う選手たちを見習って、北京大会を機に世界がより平和になることを願っています。
コメントを残す