2008年6月のコラム
私は、毎日多い時には20組を超えるご夫婦と子宝相談のカウンセリングを行っています。
100組のご夫婦のお話を伺えば、必ず100通りの苦悩と感動のドラマが存在しています。
その様な中、4年前からお電話のカウンセリングを続けていらっしゃる北海道の奥様(Tさん)から先月素晴らしいお話を聞かせて頂き、コラム掲載のご了解を頂きましたので、今回ご紹介したいと思います。
Tさんは7年前に結婚され、医療機関で不妊治療を続けられましたが、なかなか良い結果が得られずに、4年前私に相談されました。年々体調を戻され、母体の準備も整い、子の年である今年こそは!と思っていた矢先の今年の春、義母の胃癌(余命6ヵ月と診断)が発覚し、抗癌剤の治療が始まりました。ご主人様は2人兄弟の次男で、お兄さんと話し合った結果、兄弟でお金を出し合って抗がん治療を応援しようということになり、Tさん夫婦は体質改善で続けて飲んでいた葉緑素以外の2種類の漢方を、已む無くお休みすることになりました。
お電話の中で、Tさんが「せっかく体調が良くなってきているので漢方を一時お休みするのは残念ですが、主人の母に私たち夫婦が今出来ることを精一杯してあげたい。でも子供は絶対にあきらめません!」と仰いましたので、「それで良いのです。私も同じ立場だったら、きっとそうすると思います。赤ちゃんは必ず授かるから心配しなくても大丈夫ですよ。」と言いました。
綺麗な花を咲かせるためには、土の下にある見えない根っこに水と栄養をあげるように、丈夫な赤ちゃんが授かるには“命のバトン”の源であるご先祖様が喜ぶことをするのが、きっと大切なのだと思います。
T家をはじめ皆さんの元にたくさんの福がやってきますことを心からお祈りしています。
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