2008年12月のコラム
今年もあと僅かとなりました。
12月に入り、底冷えする寒さが続きますが皆様風邪をひかずにお過ごしでしょうか?
我が家は先日、お風呂のボイラーが突然故障してしまい、たった1日でしたが寒い夜に家族みんながお風呂に入れずに、日頃は感じない“温かいお風呂のありがたさ”が身にしみて分かりました。
昔、聞いた川柳で『いつまでも あると思うな 親と金』というのがありましたが、普段から有難いと思っていても、本当の有難さは無くなってからでないと身にしみて分からないのかもしれません。
そんな時、ある本の中で「親という字」という詩を見つけました。
「親という字」
【親】という字は 【立木】にのぼって 【見】ると書く。
夕暮れ道で待つ姿
かわいいわが子は まだ帰らない
ハンカチ持ったか? 財布はあるか?
うるさい言葉が懐かしい
言葉の裏に見えてくる
親の思いが身にしみる
生まれ 愛され 育てられ
今ある 我が身よ
抱いて育て 慈しみ
老いて 今病む 親の姿よ
この字を見ると
胸がキーンときしむ
今までずっと親に見送られてきた私が、今、毎朝子供の幼稚園バスの姿が見えなくなるまで手を振り続け、今日一日何事もなく無事に帰ってきてほしい…と願い見送っている自分にふと気がついた時、これまで自分を見送ってくれていた親の気持ちが初めてわかり、改めて有難さを感じます。
『ありがたい』の反対は『あたりまえ』。
普段、当たり前と思っている色々なことを、頭のスイッチを切り替えて心から感謝できるよう成長していきたいと思います。
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