2007年8月のコラム
公開日:2007年08月14日
カテゴリー:2007年
「こんにちは」「さようなら」と、私たちは毎日多くの人と挨拶を交わしています。明るく元気な挨拶は、当人だけでなく傍から見ていても気持ちのよいものです。 この“挨拶”の語源は「一挨一拶(いちあいいちさつ)」にあると言われています。『挨』という文字には、押し開く・互いに近づくという意味があり、『拶』には、せまる・すり寄るといった意味があります。つまり、人と人が出会い、お互いに心を開いて相手に近づいていくことが挨拶なのです。
では、私たちが普段多く使っている挨拶「こんにちは」 「さようなら」にはどのような意味があるのでしょうか?東洋思想家の境野勝悟氏によると、「こんにちは」の中には元々『今日は(こんにちは)』と『お元気ですか』という意味も含まれており「こんにちは、お元気ですか」と続いていて、元の気である太陽さんと一緒に明るく生きていますか…という確認の挨拶だったようです。 「さようなら」も『さようならば、ごきげんよう…』、つまり太陽さんと一緒に生活しているならばご気分がよろしいでしょう!となる訳です。
いつも、何気なく口にしている挨拶ですが、太陽の恩恵によって生かされていることに感謝しながら生きていた先人たちの謙虚でおおらかな気持ちを知って、私たちも毎日挨拶したいものですね。
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