2007年12月のコラム

　師走に入り慌しい毎日をお過ごしの事と思いますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか？もうすぐ、子供たちが待ちに待ったクリスマスがやって来ますね。皆様の子供の頃は、どんなクリスマスだったでしょうか？
　私の場合は、薬屋の息子でしたから、年末の大売出しで一番忙しい時期にクリスマスを迎える訳で、友達が言うように枕元に靴下を置いて、欲しいものを書いておけば、きっとサンタさんがプレゼントを持って来てくれる！！と信じて毎年書いてはおくものの、枕元に欲しい ものが置いてあった例はなく、翌日か翌々日の朝に、明らかに近くのスーパーで買ったであろう【お菓子の入った長靴】が枕元に置いてあ りました。
当時の私は幾度となく『プレゼントを間違えるサンタさん』を恨んだこともありましたが、サンタ役になった今では、おもちゃを買 いに行く暇もなく年中無休で猫の手も借りたいほど忙しかった年末のあの時期に、せめて子供の夢を壊すまいと近くのスーパーでお菓子の 入った長靴を買ってきてくれた当時の優しいサンタさんに心から感謝しています。
　子供たちに願い通りのプレゼントを揃えるために、昨年は早朝から並んでおもちゃを買いに行った家内に「願い通りのプレゼントでなくてもいいんじゃない？」と言いますと、「あなた冷たいわね！」と言われてしまいましたが、いつか子供たちに『思い通りにならない事も、心の成長のための大事なプレゼント』になる事を懐かしく話してみたいと思っています。