2006年9月のコラム
公開日:2006年09月14日
カテゴリー:2006年
「新しい朝が来た、希望の朝だ・・・」の歌で始まる、朝のラジオ体操。小学生の頃は、夏休みラジオ体操の参加表に毎日ハンコを押してもらうのが楽しみで毎朝近くの公園に弟と行っていましたが、ここ数年は夏休みに保護者当番としてラジカセを抱えて会場の公民館前に行き、子供たちの前でラジオ体操をしています。
子供の頃は、そう難しくもなく、あまり運動にならないと思っていたこのラジオ体操ですが、今真剣にやってみると身体の隅々までうまく筋肉が伸びて、本当によく考えて作られた体操だったのだと改めて感じています。
皆さんも多分小学生の頃はラジオ体操をしていたと思うのですが、ラジオ体操が始まったのは昭和3年で、天皇陛下ご即位の大礼を記念して当時の逓信省簡易保険局が制定したのが始まりだそうです。
当時の世相は、産業界の不況、過酷な労働条件、人口の都市集中化、そして栄養不良により国民の健康状態は欧米に比べてかなり低く、暗い世相に打ちひしがれていました。そんな中、明るさを求めていた国民の願いを担って登場したのがラジオ体操だったのです。
長生きだった祖母が毎朝欠かさずラジオ体操をしていたのを思い出し、これからは出席のハンコを押してもらうのが目的ではなく、自分の健康のために朝の10分間ラジオ体操を続けていきたいと思います。
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