2006年2月のコラム
公開日:2006年02月14日
カテゴリー:2006年
昨年から企業や会社のモラルを問われるような事件が、次々と起こっています。見つからなければ人に迷惑をかけてもいいだろう…とか、自分さえよければ他人はどうなっても構わないという誠に身勝手な考えのもとに企業や会社を運営されると、これ程多くの人々が犠牲になり迷惑をかけることをトップの方は知っておいて頂きたいと思います。
私が感じたのは、今回事件に関与した方は殆どが有名大学に合格した学力のある、所謂「頭の良い方々」なのです。有名大学に合学した時にはきっとご両親も喜ばれたことと思います。しかし、いくら学力があっても、金力があっても名誉があっても、それは木に例えると一つの枝でしかなく、木自体を支える大きな幹(私はそれが人間性や品性や徳と思うのですが)が大きく育っていないと、結局バランスが崩れて大きくなりすぎた枝が倒れてしまうのだと思います。
大きな企業や会社も含め、元々商いは「人に喜んでもらったり、人のお役に立つ」ことが存在価値であり、その為には企業や会社には正しい理念や道徳が欠かせないのです。
昔、私の祖母は、お天道様がいつもご覧になっている…とか、ご先祖様に顔向けが出来ないことはしてはいけない…と私にも教えてくれましたが、物事を『損か得か』で判断するのではなく、『善か悪か』で判断する人が増えてこれからより良い社会になることを心から願っています。
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